05 父と母を紹介します。
お読み戴き有難うございます。
皆様、こんにちわ。私は今日も元気いっぱいです。
名もなき森のお社から五日かけて家に帰ってきました。家に帰って両親に報告し、家族みんなでの久々の夜ご飯を食べた後、十数日ぶりのお風呂を満喫してから、あったかい布団で朝までぐっすりと寝て、思っていたよりも体が疲れていたのか、翌昼前まで起きれませんでした。てへっ。
私自身の紹介はしましたが、父と母の紹介は未だでしたよね。私の母の名前はシールフといい、水の精霊ウンディーネとハイエルフのハーフで、いつもぽかぽかとしたおっとりさん。若いこ(ry・・・おっと(後ろから殺気を感じた。ブルブル)。私が生まれてくる前まではエルツウィンで知らない人はいないという程の凄腕の冒険者さんだったんだって。ただ、私以上の迷子さん体質で。その武勇伝?とも云えるエピソードなんだけど、エルツウィン大陸の中央にあるというエルツウィン大迷宮の地下40階層付近で10年近くも迷っていて食料が尽きかけ死を覚悟した際にたまたま通りかかった冒険者である父アルドォに救助されたのが二人の馴れ初めだってさ。いつもこの話になると母はデレッデレッになって惚気てくるし、ちょっと困ったさんです。
父アルドォは風の精霊シルフィードとドワーフとエルフの血のクォーターでドワーフの血のなせる業なのか70才を過ぎてるのに見た目が私と変わんないほどの幼児体型あーんど童顔なの。母と同じく冒険者さんであり同時にエルツウィン魔法学院の今でも現役の技術講師さん。父は私や母と違って迷子さん体質じゃなくて羨ましい。母の迷子体質遺伝を父のしっかりしたところで中和されていたら、私に迷子体質が遺伝されなかったんだけどなぁ・・・・。
父が勤めているエルツウィン魔法学院というのは、エルチル村とエルツウィン大迷宮とのちょうど真ん中くらいにあるエスリンの街にあるんだって。エルツウィン魔法学院は森の民であれば、純血、ハーフ、クォータと血の濃さに関係なく通える森の民専用の魔法学院で最低入学資格は『森の民であること』と『15才以上であること』の2つ。教えてもらえる授業というのが、大きく分けて2つ。中級指定の各種魔法や冒険者技術など所謂、戦闘に関することと人間社会(ヒト族含む全ての種族)との共存の仕方。
私って実は未だエルチルの村と名もなき森ぐらいしか行ったことがないんだけど、あと5年して15才になったら私もエルツウィン魔法学院に通わないといけないし。それまでにエスリンまで一人でも行けるようになんないと。魔法学院に通うっていうのもあるけど、一番はやはりアレだよね。うん。分かる人はぴんっときたと思うけど、携帯食料シリーズのエスリンの街専売品を買わないとねぇ。
冒険者ギルドのお姉さん曰く、エスリンの街の携帯食料は携帯食料と思えないほどに凄く美味しいんだって。一度は口にしないと損するって言われました。それを聞いた時、思わずお腹のむしがきゅ~って鳴いたけど、普通だよね?
っと。話が凄く脱線しちゃったから戻すね。父と母の肩書っていうかプロフィールというかはこんな感じで、父が休みの日は最近は私の技能向上の為の訓練に付き合ってくれたり、母から料理って言っても未だ簡単なモノしかできないけど習ってます。
そんな母と父がとても大好きです。私も大きくなって、好きな人が出来たら母と父みたいな家庭を持ちたいです。
この回は迷子ってませんw ひたすら家の中で療養(疲れを回復)してます。