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只今、私は絶賛迷っています!  作者: ぽんこつ3’ (DASH)
第01章 エルチル村とその周辺
4/11

04  お社に着きました

お読み戴き有難うございます。

 起きて朝食の準備をしようとテントをでたら、大変な事に気付いてしまいました。



 な、なんと・・・・テントの左にお社がありました。明日こそ着くといいな~って思ってたのに、お社の真ん前でテント張って寝ていました・・・orz



 「な、ななな・・・・何故、気付かなかった。私~~~~~~」



 長かった道のり(?)からの到着した感動がぁ・・・無事にお社に到着したのに、昨日までとは違った意味で落ち込みそうです。


 1時間近く落ち込んだ後、気を取り直してテントを片付けてお社の中に入りました。お社の中に入ると奥の御神体の前にお神酒の入った酒瓶を備えてから、健康と安全と胸がもう少し大きくなるのと方向音痴がマシになるように、とお祈りしました。


 お祈りをすませたら、入り口の近くに立てかけられていたホウキでお社の掃除をしました。お社の周りをホウキで軽く掃いた後、ホウキの横に吊るされていた雑巾を手に取り、水魔法で雑巾を適度に湿らせ、お社の中を拭き掃除。掃除を終えると用具を元の位置に戻し、お昼の準備。お昼といっても、ここ数日、食べている携帯ビスケット5枚と例のごとく、水魔法で出した飲み水だけなんですけど。



 お昼を食べた後はな~んにもやることがなくなって凄く暇。夜まで時間潰しに、冒険者カバンの一番下に入れておいた初級魔法教本を何度も読み返しました。この本は5才の誕生日の日に父から貰い、それからずっとこの教本のお世話になってます。



 私の得意な属性魔法は水と風と木の三つなんですが、中でも水魔法の熟練度は相当なモノになってます。まぁ、毎日、飲み水や畑やお風呂に使ってたら熟練度も上がって当然なんですけどね。この三属性に加えて、今頑張って取得に励んでいるのが火属性なんです。これを使えるようになったら、今は未だ使えないから携帯ビスケットに頼っていますが、他の携帯食料も持ち歩くことが出来るんです。




 あっ。そういえば・・・・携帯食料の話ってしましたっけ?この携帯食料は元々、全く美味しさのない干し肉や甘いけどお腹が膨れにくい干し芋が主体だったんですが、私が生まれるずっとず~っと昔のモンスター大繁殖期と呼ばれる自然災害が発生した時に人間界でニホンと呼ばれる国から召喚された当時の勇者様が、干し肉や干し芋だけでは辛いってことで、今、私も持ち歩いている携帯食料シリーズというモノを考えだされ、この世界に広がったんだって。しかも、この携帯食料シリーズは今でも次々新しい商品が開発されていて、私が知っているだけでも200種類(これは全てエルチル村で入手可能)。村にある冒険者支援協会、俗にいう冒険者ギルドの受付のお姉さんに聞いたところ、把握されているだけで1500種類以上があるんだって。もう少し大きくなったら、各地域限定生産版携帯食料シリーズの食べ歩きとかしてみたい。うん。その前に私の迷子能力をどうにかしないと・・・。




 っと。いつの間にか、夕方だ。



 ふっふっふ。待ちに待った夜ご飯の時間がやってきました。今晩の食料は奮発しました。いつも買っている携帯ビスケット1枚のおおよそ33倍の価格もする『携帯ショートケーキ』、しかもなんと今回は特別に1ホール。1ホールで8つ分だから、携帯ビスケットのおおよそ234倍の価格(嬉し涙)。次に1ホールを大人買い出来るのは、本当に大人になるまで無理。



 美味しい。凄くおいし~~~~よぉ~~~~。



 じっくり味わって食べていたつもりが、一時間もかからずに平らげてしまった。



 「すっっっごく、美味しかった~。しあわせ~~~」




 明日はまた道に迷いながら帰らなきゃいけないし、今日はいつもより早いけど、もう寝よう。



 おやすみなさい~~~~。



名もなき森回は今回で終わり。次話で少し、話が進むつもりです。

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