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只今、私は絶賛迷っています!  作者: ぽんこつ3’ (DASH)
第01章 エルチル村とその周辺
2/11

02  未だ、絶賛迷子実施中

 皆様、お元気ですか。私は未だ、名もなき森で絶賛迷子をやってます。彷徨さまよっている中、あれから三日経過したようです。ですが、一向にお社が見えてきません。本当にこの森は簡単に抜けられるモノなのでしょうか。真っ直ぐ歩いてきたつもりだったんですが、どういうわけか未だお社に辿り着くことが出来てません。



 そろそろ、今、私が歩いている場所が本当に名もなき森であるのか不安に感じています。



 噂で聞くところによると、人間界(ヒト族が住んでいる大陸)では人を怪しげな術で惑わし、同じ場所をぐるぐると歩かせる茶色の毛の動物たぬきや黄色の毛の動物キツネやイタチがいらっしゃるそうなんですが、生憎あいにくと私達エルフ族を始めとする森の民が住むこの大陸エルツウィンにはそのような動物はいません。この大陸にいる動物といえばウサギやリスといった手のひらに乗せられるほど小さな方たちか、いろいろとカラフルなスライムの皆さんくらいです。




 あ、そういえば大事なことを忘れていました。



 私のことを話していませんでしたね。私の名前は、ナルゥっていいます。世界地図でいうところのエルツウィン大陸(おっきなトマトの形をした大陸)の西の端っこのエルチルの村に住んでいるナルゥ・エルチルです。年齢はちょうど三日前に10才になったばかりの女の子です。私の種族はエルフ族なんですが、ちょっとばかし風の精霊のシルフィードさんと水の精霊のウンディーネさんの血を引いてます。



 そのおかげなんでしょうか?___純粋なエルフ族の髪色は若草わかくさ色なんですが、私の髪色はやや淡水色あわみずいろって色です。といっても実はエルチルの村に住む方の大半の方が風の精霊のシルフィード(淡い黄緑色の髪)さんか、木の精霊さんのドリアード(薄い茶色の髪)の血を引きついでいらっしゃるんです。




 背の高さは村に住む年の近い方と殆ど変りません。__母みたいにスラっと大きくなれるでしょうか。




 胸の大きさは・・・・・。未だ10才ですし頑張れば大きくなってくれる・・・・はず。




 あ・・・でも・・・・母もスレンダー(ひんぬぅ)だから・・・・。出来れば一般人の平均くらいには育ってくれますよ~に・・・お社に辿り着くことが出来たら、しっかりとお祈りしとかなきゃ・・・・。




 ・・・・。






 っと・・・さらに落ち込みそうなことは忘れてっと。



 未だお社に辿り着くことは出来ないのでしょうか?食料はもしものことを考えて20日分を背中に担いだ冒険者カバンに用意してきましたがどうなるでしょうか。往復で20日を過ぎるようだったら、食料採取も視野にいれて行動しなくちゃいけません。







 ・・・・うん?・・・・



 更に1時間が経とうとする頃、ようやく木々の陰から微かに見えている朱色に塗られた鳥居ぽいモノが見えてきました。



 ・・・あれって、お社の直ぐ近くに建てられている鳥居・・・だよね?



 ってことはあと少しでお社に着くんだ。もう少しだし張り切って行こう!!



やっと主人公の名前とかを出せました。

村と家名のエルチルってのは英語で迷子がLost-childで、そこから取ったLチル(ド)ですw

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