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只今、私は絶賛迷っています!  作者: ぽんこつ3’ (DASH)
第01章 エルチル村とその周辺
1/11

01  私は現在、ただの森で迷っています

全体的にほのぼの~とした流れで書いていきます。エルフな女の子を可愛く表現出来るかわかりません。女の子を可愛く書く(表現する)のは難しいです。

拙い文章ですみませんが、よろしく。

 皆様、初めまして。私は現在、住んでいる村から(一般村人換算で)徒歩10分くらいの場所にある名もなき森と呼ばれている森を彷徨ってます。他の村人さんなら目を瞑っていても迷うことなく、数分で、森の奥地にある森神様を奉る小さなお社まで辿り着けるらしいんですが、私はっていうか、私と母には無理です。私と母は呪い級じゃないのって言われるくらいに方向音痴で、5分以上掛かる距離なら例え一本道であってもざらに1時間以上は迷える、まぁ所謂、迷子のスペシャリストなんです。




 そんな私が村から10分以上も離れた名もなき森の奥地にあるお社に向かって、森の中を彷徨っているのには理由があります。その理由というのが、一言でいうなら村に古くから伝わる伝統行事しきたりなんですが、この村で10才の誕生日を迎えた者は家から1人で森神様のお社へお供えのお神酒を持って行き、お社の中で一晩泊まってから帰ってこないといけないというモノがあります。



 これは10才を迎えた者の心身の健やかな生長を祈願するって目的と、森神様の加護を戴くっていうモノなんですが、心身の健やかな生長ってところは迷信ぽいんです。でも森神様の加護というのは本当に貰えちゃうんです。この加護はどういうわけか、村で生まれ育った10才から15才の若者にしか貰えないモノで、この加護を得ると、この世界にあるありとあらゆる全ての森で死にそうな目に合わなくなるというモノです。この加護は一度得たら、40才の誕生日を迎えるまでずっと加護効果を得られるという優れものなんです。




 その加護をどうしても得たい私は10才の誕生日を迎えた日の0時1分から、お神酒とお社に辿り着くまでに必要な冒険者道具一式を持って名もなき森に挑みました。



 で、挑んだのは良いんですが・・・現在、絶賛、未だ、たぶん森の入り口からほんの少しの場所で15時間も森の中を彷徨っています。知人から聞いた話だと森の入り口からお社までは30分もあれば着くはずなんですが、なぜ私は15時間も迷っているのでしょうか。やっぱり呪い級と呼ばれている迷い子体質が原因ですね。



 う~~ん。今日中にお社まで辿り着くことは出来るのでしょうか?このペースだと辿り着くまでに10日は必要な気がするんですが・・・どうなんでしょう・・・。

20150727 若干文章を修正しました。

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