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醒装コードNo.001 「プロローグ」
こういう感じの異能学園もの書いてみたかったんですよね。
下剋上ものですっけ、こういうの大好きです。
よろしくお願いします。
「お願いしたいことがあるのです」
少女は、涼風を吹き付けるような声で、呟いた。
少年は、なにが分かっているのか自分でも分からず、少女の眼を見つめる。
森の中、囁くように少女は言った。
「…貴方が私の剣になってください。……そうするなら、私が貴方の楯となります」
少年は、迷った後……、決意を込めた顔で頷いた。
地球が、『異世界』との扉を開けて約100年。
今日も地球人と異世界人の、確かな交流は続いている。
地球人は異世界人に科学を教えた。
代わりに異世界人は、地球人に『醒装能力』を与えた。
そんな世界に存在する、異世界側の一つの学園では。
地球人と異世界人が、『醒装使い』をめざし、切磋琢磨を今も……。
お読みくださり誠にありがとうございます。
時間不定期で毎日投稿を1週間したあと、週1更新にしたいとおもいます。
よろしくお願いします!