悲しい時に泣くことができない。
詩、と言うより、ただ思ったことを並べただけになってしまいました。
小さい頃、悲しいことは一杯あった。
飼い犬が亡くなった
友人が引っ越していった
やってもいないことで怒られた
思いっきり泣いていた。ただ、泣いていた。泣くことで回りに迷惑もかけていた――
学生の時、悲しいことは一杯あった。
劣等感
孤独感
喪失感
隠れて泣いていた。一人で泣いていた。泣いているのが恥ずかしいと思っていた――
大人になった。悲しいことは一杯あった。
愛する人が去っていった
大切な人が大きな病気になった
友人が亡くなった
泣くのを我慢するようにしていた。一人の時は少し泣いたかもしれない――
今、やっぱり悲しいことは一杯ある。
でも、泣くことができない――
悲しくないはずはないのだが、どうしても泣くことができない――
悲しい時、泣けないとどうしていいかわからず、ただただ苦しくなる。
それでも、うれしい時にだけ泣けるのが不思議……。
最後までお付き合い下さいまして、ありがとうございました。