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第二十六話、、、

 いざ両親に言って、許可を貰ってから、(母にはその後しかっり許可を貰った)直ぐに気持ちよく旅立てる訳ではない。あれから私はまず大学の休学準備手続きをして、それからカウンセリングを解約して。何より日記を細かく読み直しておおよその旅の計画を立てた。日記を細かく読むと言ってもなかなかの量だし、旅の間にも読めるようにしたかったから、内容というよりは旅先だったり、移動した場所、特にもう一度行きそうなバイト先なんかを探し出した。まあ、第一その中に今回の旅でもいるだろうとは思わない。それに歩夢のそれは旅というより放浪に近いだろう。だから私も旅というより放浪しに行くというほうが近いかも知れない。どうして歩夢が携帯を持たずに誰にも行き先を言わなかったのか正直、探す身としては、困っちゃうが、本当の所、その気持ちは良く分かった。私は彼を探しに行くという目的を口実に、今の病院のベットで目覚めた時からの私と不協和音を醸しだす世界から逃げるのだ。水と油のようなこの今に慣れようととりあえずは頑張ってみたけれど、正直、なんの為に頑張るのかもう分からなかった。それに疲れた。思い出したい、って思わないのに、そんな自分を受け入れて貰えなくて(皆んな言葉には出さないが)。

 幼馴染でたくさんの思い出があるはずなのに「そのままでいいじゃん」と言ってくれた、彼に会いに行くのだ。


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