表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/52

2話 激突!勇爵家とダルカナ。そして王族

朝に出しておくっす!


エリエーリ!みてくださいっす〜!

次の日、ちょっと新しいクエストが出てないか見るためにギルドに訪れた。


(今日はSSS級魔物を狩りたいな〜)


いつも通りの日常を過ごしていた。


ーーーードン!


またギルドのドアが大きく開かれた。


(またアカネが来たのか?めんどくせぇ子どもだ)


そう思って振り返ると、


「君がダルカナ君だね?」


「あ,ぁぁ、そうだが、、、誰だ?」


いきなり声をかけられたと思ったらおじさんだったからびっくりした。あと勇爵のご当主様らしい。


「エ?アカネさんが引きこもった?」


「ええ、あまりにも圧倒的な敗北を味わって落ち込んでしまってな」


「ふむ、、、まぁ、あれはあの、、、アカネさんが悪いな」


(口滑らしてクソガキと言いそうで怖え)


「まぁ、そうなんだが、、、出来れば私とも決闘してくれないかね?もちろん神剣とやらは使ってもいいから」


「いいだろう。その挑戦受けてたとう」


自分の今の力試しついでに今どれだけ強いのかを確かめようと思う。


場所は変わりギルドの闘技場。


観客席には多くの人が来ていた。


「さて、、、ランキング1位、ダルカナ、、、かつて、天災の六厄神の一柱を見事に討伐した生きる伝説の冒険者。どれほどのものか、試させてもらおう。」


「こちらも、現勇爵家当主が相手、ある程度本気で相手をしよう。」



そして二人は構え、同時に踏み込んだ。


(技量はあっちの方が上、尚且つ相手は正拳だ。対して俺は、実力と力をセーブして神剣も使うことが不可能、、、


あれもこれも、観客席にあれがいるせいだ!)


剣を躱し、時には受け流しながら観客席を見る。そこには王冠を被った国王がいた。こちらを見ている。今ここで本気を出して勇爵消してみろ⁈その時点で死罪案件だよ!


(怖えよ!こっちみるな!勇爵の方見とけよ!)


そんなことを思っていると


「よそ見していていいのかな?それともそれだけ余裕があるのか?」


「もちろん余裕さ?正直今でさえ結構なハンデがあるんだ。例えば国王にじっと見られるとかね?」


「はっはっは,面白いな!それに結構な強さ、、、お主には一体何が見えておる?」


「さぁね,強いていうなら未来じゃねぇかな!!

   (今考えた) 四天」


刹那,少しセーブを外す。前から一突き,後ろ,左右からも一突き放つ。


「ク!なかなかの強さだな!久しぶりに血がたぎる!」


防御をするとすぐさま攻撃に回ろうとして来た。


が,時すでに遅し。


「残念、、、また赤ちゃんからやり直して来な。ライラみたいに」


首と刀の距離は人差し指一つ分。少しでも動けば刺さる距離だった。


「、、、私の負けだね。参ったよ。」


「いや,ライリよりかはいい勝負をした。久しぶりだ。誇ってくれていい」


「はは、それを言われると嬉しいね。なんせライリといえば現剣聖で歴代最強と言われているんだから。」


「結局は俺が強かったってだけだ。」


「それはそうかもね」


そう言って,勇爵と試合が終わったのだが、、、

一番タイミングが悪い時にあいつが来た。


「ダルカナ!今日も勝負だ!今日こそ勝つ!魔法も極めたからな!次は負けないはずだ!」


「、、、勇爵様、、、すまない,少し待っててくれ,今話したバカを絞めてくる。」


「僕的には君と彼女の戦いが見たいかな?どうだい?」


「、、、それ本気で言ってます?開始1分もせずに終わりますよ?」


「じゃあ、一分持つに賭けよう。」


「勇爵様、、、喧嘩売ってます?」


「そうかもね?」


ちなみに言うと僕に煽り耐性なんてない。


そんなもの前世で置いて来た。


「受けて立ちますよ。10秒ですよ。」


「楽しみだね」


そうしていつも通りライリと戦うことになった。



「ふっふっふ、、、ダルカナ!今日がお前の敗北記念日だ!そして2位に下がる気持ちを味わうがーー」


「おいライリ、俺は今,物凄く機嫌が悪い。理由はお前のせいだ。だからこれはな、、、八つ当たりだ。10秒。その間に消し飛ばす」


「、、、舐めるなよ!


  火魔法 炎龍!」


上級魔法に入る炎龍。2年前の時点でこれだったら俺は負けていただろう。


否、2年前ならばだ。


開始2秒。俺の半径1メートルに炎龍が来た。


いつもならのらりくらりとかわして,アタックするが、今回は魔法で消し飛ばす。


「苛立たせんなよ。俺に煽りのつもりか?知ってるだろ?俺は煽りに耐性はない。だから、イラつくことがあったら、力でねじ伏せる。


  冥天魔法 冥断」


刹那,会場が、世界をも断ち切る最強の斬撃により震える。


そして爆発し,土煙が大きく舞った。



僕はただ名で『冥天王』と言われているわけではない。


これは冒険者登録した時に起こったことだ。


冒険者になるための試験の途中、Aランクを自称する冒険者が僕に煽りやがった。


こんなところにチビは来ても意味ねぇよ、、、だったか?


とりあえず決闘で惨殺してやった。


その時使った魔法がーーーーー冥天魔法。


強者弱者関係なく葬ることから残虐王。


冥天魔法でそいつらをぼこしすぎたから冥天王となった。


今となっては懐かしい話だ。



そんな回想をしているといつのまにかライリは倒れていた。


いつも通り冥天魔法で潰したからだ。


時間は10秒ぴったし。


審判もいつも通りかというような表情で僕の勝利を唱えた。


そしてすぐさま帰ろうとしたがーー



「のぅ、お主,少し王城で話をしないかの?」


一番相手にしたくないやつに話しかけられた。



《sideフィン》


突然だが、私は今、目の前で起きていることに驚いている。


勇爵家当主のソードウ ヒーナとSSS級冒険者ランキング1位のダルカナ、そのダルカナ対ライリ。


正直現剣聖のライリを抑えるほどの実力者なのは分かっていたが、あれほど連続しての戦いなのに息一つ乱さず、簡単にあしらった。


あ、自己紹介が遅れたな。


我が名はフィン エラートナ。


この国の国王じゃ。


今は内密で冒険者ギルドの戦いを見ておる。


ちょっと見てたらダルカナの方がこっちに気付きおった。


こっちを見るでない!集中しろ!


だが、彼は集中すらしないで,片手間で勇爵を倒しおった。


あれでもlevel98の強者なのだが、、、なんだあ奴は?


勇者か?それとも魔族か?


だが、どう見てもただの子供だ。


勇者?だが、聖剣の覚醒をしていない。


じゃあ、、、素であの力を持っているというのか?


そう思っているとライリはイライラしていたダルカナに負けていた。


さて,彼に挨拶をしに行くか。


そして私はその重い腰を上げて,帰ろうとしているダルカナに声を掛けた。


「のう、お主,少し王城で話をしないかの?」


彼は嫌そうな顔をして,すぐにニヤリと笑った。


私は後悔した。話しかけるんじゃなかったと。


「、、、陛下がそう言うのでしたら!喜んでお受けいたします!」


彼は大声で叫んだ。


会場にいた人全員に聞こえるようにだ。


とりあえず王城でお話をしようかの?ダルカナ君や?


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ