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まおうの開発上手くいかないです


「《火の玉》《高音波》・・・う~んなんだろう?」


 私は朝練に訓練場を借りて、ふと思い出しながら試していく。

 私の【空虚】以外に使える属性が5つある。

 それが【(ともしび)】【(なみ)】【(かげ)】【(せい)】【(かい)】の5つ。

 使える魔法は【灯】の《火の玉》と《灯火》の二つと【波】の《高音波》と《波風》、《空波》の三つ、【影】の《影翼》が使えるくらいの6つの魔法を使える。


 うん、【掣】と【界】の固有魔法は使えない。

 というか、私なんで6属性扱えるんだろうね。まぁ呪獣関連の影響なんだけど。


「《影翼》・・・これって」


 唯一私が使える【影】属性の魔法だけど、以前使おうとした事ある魔法だよね。

 私がシンラ先輩と戦った時に《交代》で変わった人格の人が使おうとした魔法。


 おかしいよね。

 確かに私は呪獣と混ざったけど、いつからだろう。

 元々?

 なら呪獣は魔法少女と違い、複数の属性を扱い魔法を使いこなすと言う事になる。

 属性が進化してから?

 いや、その前から使えたから、属性の進化は少しは関係しているだろうけど、根本ではないはず。


~・~・~


 昨日の話し合い?(ジャクとはいくらか話した気もするけど、ずっと考え事してたと思う)で考えてた事。

 私は決闘の時には使い慣れた《玉》というか魔法の球とマジックミサイルを使って戦っていた。

 だから、選択肢として《火の玉》とか全くでは無いけど、殆ど選択肢に出なかった。


 出たところで、私が扱う属性が【空虚】だから《火の玉》を使ったら驚くと思うし、説明求められても答えられないんだよね。

 だから、人前ではこの5属性は使わない方が良いと思う。


 でも、私の新しい固有魔法を生み出すにはこの5属性からも分析するべきだと思う。

 私が知る限りの魔法の知識を絞って、攻撃魔法を生み出したい。


 でも、訓練場に籠ってすでに1時間は経過してるけど、何も進んでない。

 ダメかな。


 そもそもだよ!

 私はどんな攻撃魔法を求めてるんだろう?

 攻撃する距離は?近距離?遠距離?中距離?

 攻撃の種類は?打撃?斬撃?精神攻撃?


 ・・・そっか。

 私って攻撃魔法求めてるけど、具体的な攻撃が無いんだな・・・


 《逃避》《交代》《人格形成》《消去》・・・後何かあったかな?

 ぱっと出てくるこの4つ。

 確かに魔力適正がその他だよね。

 どれも戦闘も支援もしない魔法だよね。


「《交代》」


 ねぇ、いるよね。

 呪力の中にちゃんと【影】が使いこなせる人が。

 ねぇ、いるよね。

 呪力の中に私が使える属性を使いこなす人格者が


 仕組みはわからない。

 けど、私の呪力の中にそれぞれの属性を持っているはずの人たちが存在しているんだよね?


 一度でいいから。

 みんな私に力を貸してよ。


「・・・《交代》」


 ・・・駄目?

 駄目かな・・・駄目だよね。


 誰も反応しない。

 わからないなぁ。


 う~ん。

 甘えてるのは駄目だよね。

 はぁ・・・


「ビランちゃんお願い・・・《交代》」


 一旦ビランちゃんに任せる。


 ビランちゃんに変わった瞬間、私の身体が変化する。

 6つの翼を生やして、太い尻尾が生えてくる。

 顔にも変化が起きて、いつの間にか《変身》して姿が魔法少女だけど、魔法少女にしては魔法少女らしくない姿になっている。


 空虚力が身体を蝕み、私の姿が崩れていく。

 いや、形はあるんだけど、消える。

 なんだろう・・・透明人間じゃないけど、それに近い状態になっている。

 私的には世界と私の身体が切り離されて絵本の上に紙の私が置いてある感じ?

 表現が難しいけど、そんな感じ。


 えっ?

 どういう事?


 私が理解できていない状態でビランちゃんは動き、手を伸ばす。

 彼女が掴んだ空間が千切れてビランちゃんから空虚力が流し込まれて、掴んだ空間を離して、少し移動する。


 何をしたのか私なのに理解できてないけど、じっと見つめるビランちゃんは何かを待っているみたいだった。

 千切った空間は戻る事なく、そのまま留まっている。

 時間停止とかではないよね?

 なんで止まって見えるんだろう?


 しばらくして、千切った空間から手が伸びて千切った空間を拾い戻される。

 ・・・?

 なになに?

 急に何が起きたというか起こしたの?


 ビランちゃんは満足したみたいで、私の《交代》をしようして、カヨコちゃんと切り替わる。


「はぁ・・・今の何よ」


 あっ、カヨコちゃんも理解できていなかった。

 良かった・・・


「はぁ・・・姿もそのままだし・・・・・・・・・うん、これでいいわ」


 いや、カヨコちゃん?

 今、どこから力出した?

 姿を一瞬に人間に直し、呪獣の皮を着る。

 着るんだけど・・・この呪獣の皮には私の魔力っぽさが感じない。


「どうかしら?」

《・・・別のが良い》

「これなら満足かしら?」

《これなら良い》


 既視感ある・・・これって・・・


「カラネ・・・よく覚えておきなさい。まずはこれからよ」

《これなら協力する》


 私が前になった事のある姿。

 《影鎧》?

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