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改めて訓練グループ分け


カラネ〖攻撃できる固有魔法の習得〗

マンラ〖魔法少女全員と友達〗

ジュオン〖呪獣いっぱい倒す〗

ハネカネ〖属性進化〗

リュウネ〖属性進化〗


セイビ〖先攻部隊入隊〗

ジセキ〖新たな固有魔法習得〗

ジャク〖適正魔法の習得〗

キュウ〖体術の習得〗

ナルカミ〖属性進化〗


 とみんなの目標が決まった。

 無い人も捻りだして書いてもらった。

 惰性に続けても意味が無いからね。


 ナルカミちゃんは既に【雷鳴】と二文字だけど、三文字を目指すと言う事で、ハネちゃんとリューちゃんのアシストしながら頑張ると言う事になった。

 私とジセキちゃん、ジャクちゃんの三人は魔法の習得という事で情報交換を主にどんな魔法を生み出すか話し合いならがら試行錯誤するという事で分けられた。

 それで残りの4人だけど、セイビちゃんとキュウちゃんは具体的な目標があるから、それに向けて頑張るとして、問題はマンラちゃんとジュオンちゃん。


 マンラちゃんはまぁ好きにしてもらうとして、ジュオンちゃんは実際の戦場に出ないといけないから、ここでどうする事は出来ないので、ハネちゃん達の所や私達の所、セイビちゃんの所を転々と回って手伝う事になった。


 マンラちゃんは他クラスの交友関係を広げると言う事で、情報収集という名目で行動する事になった。


「えっと・・・」


 みんなは部屋を出てそれぞれの活動へ向かって、部屋に残ってるのが私とジセキちゃん、ジャクちゃんの三人なんだけど・・・


「どうしよう・・・ヒィ・・・」


 だれも喋らないんだけど、二人の視線が私に向いてて、偶にジセキちゃんが睨んで見える。

 ジャクちゃんも目を見開いてこっちをずっと見てるから怖い。

 これ、私が切り出さないと進まないのかな?


 うぅ・・・

 うん、頑張ろ・・・がんばれ私


「じゃ、じゃあ。まずはみんなの取得目標の魔法だけど、私が攻撃、ジセキちゃんが固有、ジャクちゃんが適正魔法を目標にしてる訳なんだけど、えっと・・・あっ、ジャクちゃんが取得しようとしてる魔法って何かな?」


 怖くて目線が合わせられないからジャクちゃんの手元というか机を見て話す。


「ジャクで・・・いいよ?」

「えっ?」

「ジャク・・・って呼んで・・・いいよ?」

「ジャク・・・?」

「はい」


 わかんないよ・・・

 なんか呼び捨てでいいよって事なんだろうけど、圧を感じて怖い。

 でも、ジャクって呼び捨てにしたらめっちゃ笑顔になってカワイイ。


「ジャクは、ジャクが覚えたい魔法って何かな?」

「はい・・・《透明化》・・・まず・・・覚えたい」

「そっか」

「はい」


 うん、すぐに無表情で目を見開いてる状態になったんだけど、若干わかってきたかな?

 こういう人だって受け入れれば大丈夫だと思う。

 それでジセキちゃんだけど・・・


「えっと・・・ジセキちゃんは・・・」

「寝てる・・・いつも・・・同じ・・・です」


 うん、ジャクちゃんと話してる間に寝てるんだけど・・・


「起こして、聞きたいんだけど、ジャクちゃん」

「ジャク・・・です」

「えっと、ジャク。起こしてもらえるかな?」

「カラネの・・・願いなら・・・《不眠》」

「ジャク?」

「カラネ・・・起きたよ?」


 うん、ジャクの喋るスピードは遅いけど、言葉はハッキリ聞こえるから何を使ったかわかるよ。

 でも、個人的には普通に揺するとかで起こすと思ってたんだけどなぁ・・・

 だから、そんな睨まないでください


「えっと、ジセキちゃんはどんな固有魔法を目標にしてるの?」

「アアア・・・」

「ジセキ・・・水・・・はい」

「ングング・・・フゥー、ジャク・・・ありがと。えっと固有魔法ね。俺はカラネと同じで攻撃的な魔法が少ないから攻撃的な魔法が欲しいと思ってるよ」

「えっ、あ、ありがとう」


 意外と普通に話すからびっくりした。

 喉乾いてたの?

 水飲んでからは睨みが弱くなったけど・・・


 それよりもどうしようかな。


「とりあえず、私は攻撃魔法の目処が立っていないから、ジャクちゃんの支援魔法習得をサポートできたらなぁって思うんだけど・・・」

「カラネ・・・うれしい」


 最後にハートが付きそうなニュアンスで言われた気がするけど、放置。

 それよりもジセキちゃんの方は・・・


「・・・・・・」


 また寝てる?


「えっと、ジセキちゃんはどうする?」

「ん?あ、俺か。俺はうん、そうね。カランと同じで目処が立っていないから同じようにサポートしようかな」

「ジセキ・・・よろしく」


 うん、ジャクちゃん。態度違くない?

 冷めてるよ?

 あと、ジセキちゃん。会話ちゃんと参加してるつもりで進めるね。一応聞いてそうだから


「じゃあ、ジャクの適正魔法《透明化》だけど、これってどうやって覚えるの?」

「端末・・・適正魔法・・・項目の中・・・書いてある」


 私は端末を開いて魔法取得するときに見てる参考部分から探し出す。

 端末にある魔法のアプリを開いて、適正魔法の支援を絞り込んでみる。

 色々ある中の中級編辺りに透明化の取得方法が書いてあった。


「もう練習してるの?」

「そう・・・でも・・・間に合わなかった」

「あ・・・・・・そ、そっか」


 多分、決闘にってことだよね?

 うんまぁ、それはごめんね。

 ジャクって魔法が厄介だけど、本人に危険性が無いからね。

 反省会でも、ハネちゃん達がやられた理由にデバフの魔法陣を踏んで弱っている状態を狙われてやられたと言ってたし、彼女の魔法は強いけど、本人自体ではない。それに魔法も厄介なだけで敵がいない状況なら時間で解決しちゃうし、チーム戦特化ではあるよね。

 それこそ、透明化習得したら、姿見えないのに、魔法はいっぱい設置され続けて非常に厄介にはなるよね。


「じゃあ、私は習得できないけど、見ていて駄目出しできそうな所あったら言うね」

「はい・・・お願い・・・します」


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