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練習相手が出来ました


 あの後、ナルカミちゃんとリューちゃんの攻防の末、私達は負けた。


「喧嘩売って悪かったな」


 訓練場の休憩室で私達は座って話し合っていた。


「ううん、私も煽るような事してたし、こちらこそごめんね?」

「ホントに悪かったな」

「我らのリーダーは先輩らが呪獣退治で不在になり、拗ねている所に呪獣を倒した1年がいると耳にしてすぐに飛び出してしまってな。とはいえ、我らも少し興味を持っていて止める事をせずに許可してしまった。我らも重ねて謝罪させてもらう。此度は誠に申し訳なかった」

「!?いえいえ、頭を上げてください。私達も同意していた訳ですしお互い様という事で水に流しましょう」


 そう言って、五人全員が一斉に頭を下げる。

 その様子を見て慌てたハネちゃんが頭を上げる様に頼む。


「うん、そうだよ!私達が受け入れた時点でお互い様なんだから、もうこの話は無しだよ!」

「めんど、いや、なかよし」

「はい、一年生という仲でもありますし、それに今回はいい経験をさせて貰いましたから、寧ろ感謝したいです」

「それもそうだな。俺もあの戦いの中で幾つか魔法覚えれたし、かなりいい経験になった。ありがとな」

「うん!でも、次は負けないよ?」

「はっ!全然本気じゃねぇだろ?結局最後まで本気出さなかったじゃねぇか」

「どうだろうね!」


 それから互いに反省を含めた情報交換を行った。

 あの時の対処についてやどうやって避けたとかあの魔法は何だったのかとか。

 と言っても話が弾んでるのは、マンラちゃんとハネちゃん、セイビちゃんとキュウちゃんとナルアミちゃんの5人で、私は会話できずにジュオンちゃんとリューちゃんの所に行ってジュオンちゃんとポツポツ会話していた。

 そこに途中でジャクちゃんが来て、リューちゃんの隣に座ってチラチラ偶にこっちの三人を見るけど、話しかける事はしなかった。

 ジセキちゃんは座って5人の会話に相槌をしてるようで寝てる気がする。


 それと途中話しが一旦切りついた時に、キュウちゃんが杖を盗った事について、謝罪してきた。


「悪かったわね。杖奪って。あの時、焦ってしまったとは言え、魔法少女の杖を盗むなんて最低な事だわ。そんな失態を私は犯してしまった。許して貰えるとは思っていないし、謝罪して私がすっきりさせておきたいと言う自己満足の為という事はあるけど、謝罪の言葉を受け取って欲しいわ。あの時は本当にごめんなさい」

「えっ、あっ、その・・・は、はい。だ、大丈夫ですよ?」

「今回の件は借りとして、いつかあなたが困った事があればすぐに駆け付けるわ。それかすぐにでも何かあるかしら」

「あ、あの、だ、だいじょうぶです・・・」

「そう?じゃあ失礼するわ」


 はい、向こうの相手と会話したのはこれくらいです。

 あのおかげで少し成長できた気がするから、寧ろ少し感謝してる部分もある。

 それに杖が無い状態でどうするのか、悩みもしたから目標が一つ増えたんだよね。


 そんな感じで、私達4人は5人の話し合いを聞きながら、偶に会話してあっという間に時間は過ぎていった。


「流石にそろそろ終わらないと不味いよね?」

「あぁっ?もうこんな時間か、確かにな。そろそろ終わるか」

「あっ、でもその前に勝負の結果だけど、私達負けちゃったじゃん?」

「正直、負けを譲られた気もするけどな」

「まぁまぁ、で!その勝負の結果として勝者の景品は何にするの?」


 確かに、その話はしてなかったなぁ。

 お金だったり物だったり、大抵何か賭けて行うけど、今回は何もなかったよね?


「今回は強さの証明。誇りを保つって事が景品だったけど、納得しねぇよな?」

「うん!負けたからにはちゃんとそこもしっかり決めたいな!」


 そういう所あるよなぁ。

 余裕があると言うか常に楽しんでると言うか

 多分、マンラちゃんだけが現状ワクワクしてるよ?

 他のみんな負けた事を悔しがって、会話できるけど、どこか空元気な感じがするよ?


「そうだな。敢えて言うなら、偶に俺らと戦ってくれ。俺らに敵う奴らはいねぇわけじゃねぇけど、お前らと戦って得られるものは他の奴らと比べ物にならねぇから偶にでいいから相手になって欲しい」

「そのくらいなら、いいよね?」

「こっちから、おねがい、したい」

「悔しかった。んーは戦いたい」

「はい、是非こちらこそお願いしたいです」


 私も頷く。

 対人戦は必要だからね。


 あの魔法少女狩り、魔呪少女達。

 彼女達を倒すためにも、対人戦は身に着けないとなぁ。


 私の目標の一つのネラが生み出した私の力で作れる空間。

 あの空間を修行の場所として使えたら、また呪獣との戦闘経験を積めるかもしれないけど、人は出来ないから、多分できないと思ってた。

 だから、今回のお願いはかなり助かる。


「おう!じゃあ、チャットグループ作って全員入っとくぞ」


 そう言ってセイビちゃんを中心にグループに参加する。


「それじゃあ最後に、今回はありがとうございました!これからよろしくお願いします!」

「「「「ありがとうございました!よろしくお願いします!」」」」

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