表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/175

魔法少女の説明回?


 まず、魔法少女とは

 文字通り、魔法を扱う少女。


 それは文字通りだけど、あっている。

 元々魔法少女の才能を持っている人が魔法少女になれる。

 魔法少女の才能というのは概念であり、はっきりとはわかっていない。

 魔法少女の才能は後天性ではなく、生まれ持った才能である。

 魔法少女の才能という力は、人によって大きさが違い、一般的には年齢を重ねる度に増していく。

 一定以上の力を持っていると魔法を覚える事ができ、魔法少女になる事ができる。

 また、契約精霊と契約する事で力を引き上げ、魔法少女になる事ができる。


 魔法少女は呪獣という存在と戦うための存在。

 呪獣は魔法少女を狙い、人を喰らう。

 呪獣が魔法少女を食べると呪獣の力は増していく。

 魔法少女の才能という力が魔法少女になる程でなくても一定以上あれば呪獣の姿を見る事ができる。


 魔法少女になれる力を得ていると魔法少女として変身する事ができる。

 魔法少女は変身すると身体能力が向上し、着ていた服は消え専用の服装を身に纏う。

 変身を解除すると変身前に着ていた服に戻り、身体能力も普通の人間程となる。

 魔法少女は変身中、一般の人に姿を認識されることはない。

 魔法少女の力は呪獣を倒す力を持っている。

 魔法少女は一定以上の老いが存在しない。


「こんな感じかしらね」

「あの、少し気になっていたのですが、ネラ・・・契約精霊って何なんですか?」

「ふむ、それについては不明だが、魔法少女と協力関係にあるのは知っての通りだ。あの場所で新たな魔法少女と契約を果たす。その為に存在すると言っていたな」


 魔法少女について、知ってもわからないことも増えていく。

 わからない事が増えていくけど、今は呑み込んでいかないと話が進まない。


「次に、この場所についてね」


 ここには私が始めて訪れた場所、外とここを繋ぐ中間部分の建物が木の幹となり、地下に伸び広がっている様に見せて、実は別次元となっているらしい。

 とある魔法少女の魔法で別の世界としてそれぞれ学校や寮、他にも様々な世界が存在し、繋ぎ目としてあの広く特徴のないトンネルのような通路がある。


 今は学校のあるこの場所と寮くらいしか使わないから、そのうち覚えていくことになった。


「あとは、そうそう、家に帰らない事の話ね」


 これは魔法少女がある程度したら老いが無くなる事に関係する。

 魔法少女として姿が少女である必要がある。

 そのため、一定以上の年齢を過ぎると老いがなくなり、そのままの姿でいる事になる。

 髪の毛は伸びたりするけど、汎用魔法で髪についてどうにでもなるようで、気にする事はない。


 いつまでも姿が変わらない娘。

 初めの内は良くてもだんだんと不気味に思い、どちらもいい思いをしないだろう。

 地域の人からは余計に。


 魔法少女の力を持っている以上、呪獣にも狙われると言うこともある。

 戦いの中で家族を狙われる事がありえる。


 だから、家に帰ることはオススメしない。


「過去に何件かあったから、強制はしないけど、帰ろうとする子は出来る限り引き留めるわ」

「私は帰れないので大丈夫です」

「私から敢えて言わせてもらうと、呪獣の事を気にしすぎだ。君は魔法少女である。意識するなと言い切るつもりはないが、意識しすぎるな」


 うっ

 確かに意識しすぎてる気がするけど、それでも私の中でずっと引っかかっている。

 呪獣としての姿で居た事が私にとって酷くこびりついて、私は人間では無いのだと私の中で誰かが呟く。

 魔法少女でありながら呪獣でもある。

 普通の人間の女の子では無くなった。


 魔法少女として老いが無くなったというのは実感が無いから何とも言えないけど、私はそれでも人間をやめてしまった。 

 そう、心のどこかで思っている。


「さて、話は切り上げて、学校案内をしながら、空飛ぶ魔法でも覚えましょう」

「シー先生、私杖持ってないのですが」

「あっ、そうそう、まだ戦闘経験すらなかったから変身すらした事がないのでしたね」


 そういえば、魔法を使えるのは知っていたけど、変身した事ない。


「まず、胸に手を当てて魔力を流します」


 魔力が腕を伝い、手を通って心臓へ入り込み、心臓から腕へ循環していく。


「そうそう、徐々に熱くなっていくでしょ?熱くなって全身に熱が行き渡った、《変身》と唱えてください」


 循環していくたび、溢れる熱が腹に頭に足に脳に浸透していく。

 この状態で声に魔力を込めて呟く。


「・・・ふぅ・・・《変身》」


 熱が溢れて外へ行く。

 外へ行った熱は身体に付いたまま冷えていく。

 熱が増え溢れて冷えて、熱が増えて溢れて冷えて、何度も何度も繰り返す事で徐々に形を作っていく。


「白いな。黒くなるか青くなるかどちらかと思ったが」

「中々いい感じじゃないですか。そのデザイン私は好きですよ」


 熱が落ち着き、魔法が完了したのだと感じた。

 私は今の自分の姿を下を向いたり触ってみて確認する。


 白いワンピースに白いタイツ、白いリボンで三つ編みツインテールになっている。

 靴も白くブーツになっていた。

 手には腕を守る金属製の白い鎧と白いドレスグローブ。

 ワンピースの丈は長くひざ下まである。


 気になるのは髪色が白髪になっていた。


 あまり魔法少女っぽくも戦闘するような姿にも見えない。


 いつの間にか左手には杖を握っていた。

 魔法少女らしくない白い棒。

 鉄棒を真っ白くしたようなものだった。


「うんうん、変身はちゃんと出来たみたいね。その左手に持っているのはちゃんと杖だから安心して」

「服装や杖って変えられないのですか?」

「不可ではない、頑張り次第だ」


 頑張り次第って何?


「魔法少女としての力が上がれば、相応の姿に変わる。今の姿は羽化したばかりの蝶のようだな。これから羽を広げて色づいていくがいい」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ