対策会議!
あっ、メールが来てる。
内容は決闘申請について。
セイビちゃんが申請者で決闘者Aにセイビちゃん達の名前が記述されてる。
決闘者Bに私達の名前が記述されて、決闘日が明々後日の放課後になってる。
場所は訓練場でマップはランダム、ルールは総力殲滅戦。
細かいルールや規約を読んで同意のチェックボックスにチェックを入れて、確認ボタンを押す。
改めて確認して送信。
今日は昨日の反省と改めての座学の時間。
実践として精神系の攻撃の脅威を知った。
対策を練ったり、知識と知っておく必要があるから放課後は座学を行うけど、その前に私自身で独自でも知っておきたいからちょっと遠いけど、図書館へ来た。
以前来た魔法に関する本を探す。
棚自体は同じですぐに見つかった。
カウンター席について座って読み進める。
精神魔法は前提として何かしらの道具が必要になる。
昨日の戦いでは花だったり実だったり、有名な話では催眠術に五円玉を左右に揺らすとか。
何かしらの前準備があって精神魔法は使う事が出来る。
初めの章では道具についての説明が書かれてて、その後に魔法について書いてある。
読み進めながら、私の対戦相手のジャクちゃんがどんな魔法を使うか想像してみた。
・・・あれ?
デバフ系だけど、精神系の魔法じゃないじゃん。
昨日の戦いで精神魔法が脅威なのを知って目先に捕らわれてたけど違うじゃん。
相手はデバフでステータス系の攻撃じゃないのかな?
でも、まぁ、ちょっとズレてるけど、関連する事はあるからそれだけはチェックしよ。
例えば、催眠術みたいな眠らせてその人の意識を操る魔法は魔法と言っても相手の脳や神経に働きかけてるから、身体が勘違いして反応してる魔法だったりするから、関係ないとは言いずらいと思う。
一番わかりやすいのはあれかな?ハチに二回刺されると死ぬみたいな話。
必要以上に物質を作ってそれが毒になって死ぬみたいな?
毒って言っても意外と人の身体が拒否反応したりするのが毒だと思うんだよね。
だから、人以外の生物が大丈夫の毒とか結構あったりした気がする。
うん。話が完全に逸れちゃった。
デバフって事は例えば筋力低下とかだよね?
私の呪いは呪力が体に入り込んでその部位に呪力が集まって、かけたい呪いの効果が発動するみたいな感じだけど、魔法は身体の仕組みを利用したものが多いのかな?
だから、あれだよね?
熱い物に触れた時に引っ込めてるやつ。
通常は触れて、脊髄から脳へ行って考えて反応するけど、危険に感じる者は脊髄ですぐに反応するやつだよね。
だから、風邪ひいた時みたいに身体が重くなったり、関節が痛んだりする、つまりはウイルスを放つ魔法ってことかな?
う~ん。
デバフ系の魔法ねぇ。
正確なイメージが湧かないよ。
程ほどでチャイムが鳴り、本を戻して教室に帰る。
続きは放課後の話の時に考えよ。
~・~・~
「じゃあ、反省兼相手の魔法についての考察研究です!と言っても昨日反省というか振り返りはしたから、主に相手の魔法の考察研究対策を考えていこう!あとはマンラちゃんに任せた!」
「もう!ワラビちゃんったら!はい、じゃあセイビちゃんからね。属性についてはすでにわかってるけど、【蒼尾】。ちょっと色々考えていこうか」
『かわよい』の四人と私とマンラちゃんの6人で話し合いを行う。
進行はマンラちゃんに変わったけど、書記はワラビちゃんがやってて、話し合ってる事を全てノートに記述してる様子が見える。
セイビちゃんについて
わかってるのは尻尾を生成して尻尾を武器に戦う事だよね。
既に出ているものだけど、違うよね。
漢字から読み取ったとしても【蒼尾】の【尾】しか読み取れてない。
もしかしたら蒼い尻尾って意味かもしれないから深読みのし過ぎは気をつけて話し合う。
「彼女と戦った人の話を聞いてきたからまとめてみたよ。ただ、やったのは私じゃなくてトバリちゃんだけどね」
メイン会議に参加せずともサポートしてくれるクラスメイトが多くて主としてはザンバンさんのチームと『かわよい』のメンバーだけど、他の子達も結構情報収集とかアドバイスとかしてくれる。
まとめた紙を見る。
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・蒼い鱗の生えた細いトカゲのような尻尾
・イメージはトカゲみたいで壁や天井にも張り付ける。
・鱗を生やして、魔法攻撃は全て弾く鱗である。
・斬撃は効かず、打撃が有効
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