魔女について
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魔女について
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魔女は一言に言えば魔法少女の進化した存在である。
人間の少女と力の欠片が合わさる事で魔法少女が生まれる。
魔法少女が力をつけて、一定の基準を超えると魔女と言う存在に書き換わる。
とある少女から生まれた力の欠片。
とある少女と同じく人間の少女である事が前提条件である。
人間の少女に力の欠片が適合した場合のみ魔法少女が生まれる。
魔法少女は己を示す魔法を自在に操り、神にも等しき事象を発生させる。
力の欠片から力を引き出し、適合値を上げるか、力の欠片を増やし力を増す事で魔女へ近づく。
魔法少女は名の通り、とある少女と等しい年齢の見た目までしか見た目を保てない事に対し、魔女は年老いた姿から幼子の姿まで自在に変化する事が可能。
魔女になる条件である一定の基準を超える力を得ても必ず魔女になれるわけではない。
一定の基準を超える力とは人としての存在を保てなくなる程強大な力である。
力と身体が適合し、適合値が上がるとは徐々に力に身体が侵され書き換わる事でもある。
力に飲み込まれ、自我を失っては、獣でしかない。
又、自我を失わず、力に己が呑み込まれなくとも、力の制御が出来ずに暴走すれば、大きな爆発と共に自身を失う事にもなる。
その為、魔女を目指す魔法少女らは力を制御し、自我を保つ精神力を持つ事が必要なる。
日々の訓練から己を律し、力を支配下に置くことで魔女への道は開かれる。
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しかし、また魔女と言う存在は一つ上の存在になると同時に完全に人では無くなる。
人ではなくなる為、これまでの交友関係や人間社会に戻る事は不可能。
世界から切り離され、自身の存在と力は切り離される。
力と切り離され、肉体を失った時、再び自我の崩壊が訪れる。
世界と切り離され、力と切り離され、肉体を失う。残るは同じ魔女と魔女になりそこなったモドキの意識集合体。
自我を失えば、魔女になりそこなったモドキの一部になるだろう。
自我を失いかけた際、己の真名を思い出しなさい。
己の名前。
名前とは己を証明する情報が全て詰め込まれている。
世界と力、肉体を失った際は名前を思い出し、自我を取り戻す。
魔女になるのはかなり危険な行為であり、魔女になると言う事は人間をやめる事でもある。
魔女になるのならば、全てにおいて注意せよ
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魔女は力を支配し、力の欠片と切り離されても問題なく力を扱う事ができる。
魔女に至る少女は世界に大きな影響を与える、英雄や救世主等歴史に名を刻む程の者である。
魔女に至った者は世界に干渉できない。
それはなぜか、力が強大過ぎる為。
魔女になった者が世界に干渉すれば世界は容易に滅ぶ。
魔女が世界に干渉し、世界が滅べば、干渉した魔女は世界と共に消える事になるであろう。
魔女になりし者よ。
世界を見届ける者となれ。
世界に干渉し時、汝は魔女ではなく魔神として滅ぼされるであろう。
願わくば、誰も私の手を汚させないで欲しい。




