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ハネちゃんの事情


「魔呪少女・・・魔法少女狩りの人達の事です。あの人達があそこにいたのは私のせいなんです」


「えっと・・・」

「うん!ちょっと待ってね。場所変えようか!あっ店員さん、奥の部屋空いてる?」

「はい、空いてますよ」

「じゃあ、先に支払いお願いします!」

「では、こちらに端末をかざしてください」


 ピッ


「はい、ありがとうございました~!」

「じゃあ、奥の部屋行こうか」


 奥の部屋?

 てっきり従業員専用の場所だと思ったけど、違うのかな?

 マンラちゃんが先導して進む。


「青いロボットに?」

「どら焼き」

「黄色いロボットに?」

「メロンパン」


 扉から声が聞こえると、マンラちゃんが答える。

 というかそれって・・・

 いや、なんでもないや


「あれ?誰もいない?」

「あっ、うん!魔法だもん」


 ここにきて未知の魔法が多く知れるな・・・


「じゃあここで話そうか。ここならだれも聞こえないようになってるから」

「なんでそれを?」

「私ここの店長さんと仲良しだから!」

「そうなんですね」


 多分だけど、ジュオンちゃんと同じ組織的関係者なんだろうね。

 私達ってまだここにきて日が浅いし、こんな場所借りられるほどの関係がすぐに築けるとは思えない。

 わざわざ暗号みたいな事をしてるし、多分組織関連の人だろうな。


 でも、何もしらないハネちゃんが納得したなら深入りするのはやめよ


「で、ハネちゃんが原因ってなに?」

「その前に私が魔法少女になった経緯ですね。いえ、私達がの方が正しいでしょうか」


 私達はハネちゃんの昔話に耳を傾ける。


「私達はその一般的にみて裕福な家庭で恵まれた環境でした。元々通っていた学校もお嬢様学校というレベルでどこかの社長さんの娘さんが通うようなそういった学校に通えるほどの家庭でした。送り迎えは家の者にしてもらっていたのですが、ある日私達は帰宅途中に事故に遭いました。その事故の原因には呪獣と魔呪少女達が関係していました。どういうわけか彼女らは呪獣を操る事ができます。彼女らは私達、お嬢様学校に通う人達を襲っていました。確かに学校で最近事故や不審者に襲われた話を頻繁に聞いていましたが、私達も襲われました。突然車のボンネットに呪獣がのしかかり、私達は初めてみる呪獣に恐怖しパニックになりました。運転手さんは見えていないようでしたが、只事ではないと判断し、私達を車にいるように言い、外に出た瞬間初めて私達は人が死ぬのを見ました。その時魔呪少女達がやったのか呪獣がやったのか判断は出来ませんでしたが、兎に角私達はパニックになりました。しかし、リューちゃんに異変が起こり、車を出ました。私は引き止めることができず、気づいたころには血まみれのリューちゃんの姿で背中に翼を生やしたまま眠るリューちゃんがいました。私が怯えている間に魔呪少女と呪獣を倒したようです。その場所にはもう運転手さん以外にもう一人死者が居たと聞いたので。しばらくして、リューちゃんの翼は消え、警察の方々が来て、その日の夜には家に帰ることができました。私達は翌日は休み、次の日学校へ行こうとしましたが、私は事故の事がフラッシュバックし、学校へ行けなくなりました。家に引きこもる中、リューちゃんは学校へ行くことが出来たので、学校へ行ってました。しかし、しばらくするとリューちゃんも学校へ行かなくなりました。学校では事故の事から私に対する悪口が広がっていたそうです。その悪口を聞いたリューちゃんは怒りで人を殺めてしまうと悟り、事故の事を思い出したそうです。既に手を汚したと自身を卑下してました。ある日、母は引きこもる私達を見て、庭だけでもと連れ出してお茶会を開いてくれました。その日から私達は徐々に外に出るようになったのですが、魔呪少女達は私達を襲った魔呪少女がやられた事の報復として私達を狙っていたようです。ある時二人で外出しようと試みた時、魔呪少女達が複数人で襲ってきました。魔呪少女と呪獣をやった以上野良の魔法少女と思ったのでしょう複数体の呪獣を連れて私達の前に現れました。私達は逃げながらリューちゃんが必死に守ってくれました。必死に家の中に逃げたのですが、彼女らには関係なかったようで警備の方たちを含めた家の人達を惨殺していました。私が諦めた時、リューちゃんは全てを壊しました。家族は仕事に出ていたので母や父は無事でしたが、家で働く方は亡くなり、その場にいた魔呪少女も呪獣も家も全てが壊れ、残ったのは完全に竜となったリューちゃんと私のみでした。ただ、その時はリューちゃんは元に戻れず、何もかも逃げたくなった私達はリューちゃんに乗って旅立ちました。魔呪少女達はすぐに追手が現れ私達は魔呪少女との追いかけっこの日々が始まり、すぐに終わりを迎えました。私が寝ている隙に家のあった場所へ戻り、私を置いてリューちゃんは一人で魔呪少女達と戦いました。起きたタイミングと同時に魔法少女の方が現れ私は警戒しましたが、抵抗する暇もなく捕まり、リューちゃんはその方の仲間に助けられて、ここへ来ました。リューちゃんの竜の姿は変身魔法の分類でここへきて解除のための練習をし解除できました。助けてくれた魔法少女の方から後ほど伺ったことですが、元々私達お嬢様学校へ通う生徒に恨みを持った方が私達を襲い、反撃されたのを知り、リューちゃんにやられた事を知り、報復の為に狙っていたらリューちゃんの【竜】という属性は特殊な属性で関連した魔呪少女達が求めている属性の一つである事がわかりました。だからこその多数の魔呪少女と呪獣が現れ、リューちゃんを狙っていたようです。そして、彼女らにはその属性を持つ人の位置がわかるようで、リューちゃんの属性と、これまでの報復が理由で今回のようなことが起きました。一番被害を与えてしまったカラネちゃんには知ってもらいたかった。嫌われてもいいから、謝りたかった。本当にごめんなさい」


 まあ・・・えっと?

 つまりは昔襲われて反撃した相手のバックがヤバくて、ついでの反撃した事を機にリューちゃんの力が覚醒して相手が求める力と報復の対象になってしまったと・・・


「えっと、謝らなくてもいいよ?ハネちゃんもリューちゃんも悪くないし?」

「うん!そうだよ!聞いた感じ、ハネちゃんもリューちゃんも何も悪い事してないじゃん!」

「それに聞いてる感じ、今回の件はハネちゃん達のせいじゃないよ?何か目的があって、それを達成してたみたいだし」

「うん?カラネちゃん・・・いや、なんでもないや」

「えっ?」

「ううん!気にしないで!」

「あっうん」

「二人とも・・・でも、私達のせいで色んな人に迷惑かけて、多くの人を犠牲にしてしまって・・・」

「ハネちゃん。ごめんなさいより、ありがとうだよ」

「えっ・・・」

「だって、ハネちゃん達の事を必死に守ろうとしたんでしょ?確かに迷惑かけてしまったけど、それでも二人に生きてほしくて頑張った人達がいたんでしょ?確かにごめんなさいも大事だけど、それは自己満足だけでその言葉よりもありがとうって感謝しなきゃじゃない?というか私の場合は巻き込まれたと思ってないから迷惑かけられたと思わないよ」

「機会があれば、家の人や運転手さんのお墓参りに行こよ。迷惑かけてごめんなさいと助けてくれてありがとうございますを言いに行こうよ」

「・・・はい」

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