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甘味処に来ました!


「もういい?ハネちゃん」

「なんで私に確認ですか?」

「ハネちゃんが一番楽しそうにしてたから」

「も、もう!大丈夫ですよ!」


 ちょっぴりからかいながら、最後の目的地に向かう。


「でも、まだ空いてますかね?」

「大丈夫だよ!多分!」

「多分ですか!?」


 少し、アクセサリー屋さんに滞在しすぎちゃって予定の時間より遅くなっちゃったからハネちゃんが不安そうにしている。

 けど、そんなことを気にさせないようにか、わざとらしく言って和ませてくれる。


 私達三人は笑いながら甘味処を目指した。


「そういえば、噂の甘味処ってどんなところなのでしょう」

「え~どうしようかな。一応着いてからのお楽しみってことで!」

「焦らさないでほしいです~!」

「じゃあヒント!和菓子専門店だよ!」

「和菓子・・・ですか?」

「うん!」


 私は答え知ってるから、沈黙する。

 気になって調べちゃったからね。


 ハネちゃんが唸りながら、二人で話して歩いているとすぐに到着した。


「むむ、この匂いって」

「えへへ、正解はあんまきが名物の和菓子屋さんでした~!」

「ハネちゃん好きだもんね。あんまき」

「それはそうなのですが、なぜ噂に?行列ができるほどのあんまきなのでしょうか?」


 確かにね。

 恐らく一人で来たり、お店で食べていかない場合はわかんないかもしれない。


「まぁ、中に入ったらわかるから入ろ~!」

「ちょっと押さないでくださいよ~!」


 私も苦笑しながら後に続く。

 店内は座敷の座れる場所が多く、店員さんに案内された席に座る。

 タイミングがタイミングな為か、歩いている時も思ったけど、普段の放課後よりも少ないように感じた。

 そこそこ賑わっているけど、満席というわけじゃない。


「あっ、店員さん。パーティーあんまき一つお願いします。飲み物は・・・抹茶3人分お願いします」


 席についてすぐに注文をする。

 あっと言う間に注文を済まされたので、私達が何か言う間もなかった。


「どうかした?あっ!もしかして抹茶苦手?」

「いえ、ちょっとびっくりしたのよ」

「何か言う間もなく注文するから驚いたよ」

「ごめんね?」

「いいですよ。それにしてもパーティーあんまきですか?」

「うん!まぁぶちゃけちゃうとただ大きいあんまきなんだけど、ちょっと仕掛けがあるんだ~!」

「仕掛け?」

「来てからの楽しみだね!」


 少し話しながら待っていると程なくして注文の品が届いた。


「大きいですね・・・食べきれるでしょうか」

「大丈夫だよ~!最悪は私一人で食べきれるし」

「そういえば、仕掛けについても知ってるよね?前に誰かと来たことあるの?」

「前に一人で来ただけだよ~!」

「・・・えっ?一人でこれを食べつくしたの?」


 目の前にあるのは両手で包み込めるかなと思うほどの太く、50㎝ほどの長さをしたあんまきだった。

 えっとこれを一人で?その細い体に?

 なにそれ魔法?


「味の保証するから、さっ食べよ?」


 マンラちゃんの手によって切り分けられたあんまきが皿の上に乗る。

 意外と生地が厚くて、切り分けたときに餡と生地がちょうどいい感じに切り分けられてる。

 どう食べようかな?


「「「いただきます」」」


 ん?

 何だろう?美味しいし、味はするんだけど、飲み込んだ後におなかに貯まる感じがしないし、くどく感じない。

 もう一口。

 う~ん?

 なんだろうな。

 ちゃんとモチモチした生地の食感とかあるんだけど、食べてる感じがしない。


「マンラちゃん。これって?」

「おっ!気づいた?凄いよね!」

「何かありましたか?」

「ハネちゃん気づかない?」

「何でしょう?粒あんじゃなくてこしあんな事でしょうか?」

「いや、そうだけど、違うよ?正解はこのあんまきはね、魔法で作られたあんまきなんだ~!」

「えっ!?そうなのですか!?」

「でも、感触と言うか食感とか魔法じゃないよね?」

「細かい所は私も知らないけど、元々小さいあんまきを魔法で大きくしてるから、実際の分は小さいあんまきの欠片くらいだよ」

「そうなのですね。これならお菓子好きな人でもカロリー気にせずにいくらでも食べられますね」

「そう思うでしょ?でもところがどっこい。カロリーとか虫歯とかちゃんとあるんだよね。だから食べ過ぎたら太っちゃうんだよね」

「それは・・・なんか変わった不思議な魔法ですね」

「そもそも戦闘関係ない魔法が珍しいよね」

「確かにね」


 ここの店員さんはどんな魔法少女何だろう?

 というか、魔法って不思議だな。

 お菓子とかにもあるんだ。


 私は少し喋りながらも食べ進めて、無事完食した。


「ちょっとカロリー消費するために訓練頑張らないとですね」

「私は太りにくいから気にしたことないな」

「私も」

「二人ともずるいです!」


 食べ終わっても抹茶が残っているし、ゆっくり喋りながら食休みする事になった。


「じゃあ本題だけど、ハネちゃん。相談事あるんじゃないの?」

「マンラちゃん・・・」

「恐らくだけど、この間の事だよね?」

「それは!・・・その」

「この間の事?」

「カラネが連れ去られた時の事だよ」

「マンラちゃん。私から言います。カラネちゃん。ゴメンなさい」

「えっと、何が?」


「魔呪少女・・・魔法少女狩りの人達の事です。あの人達があそこにいたのは私のせいなんです」


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