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ビランちゃんとジュオンちゃんって似たもの同士なのかな?


 ビランちゃんは反対側の地下へ行くのかなと思ったけど、そのまま通過して正面からみて右側の一番手前の部屋突撃していた。


「あっ、来た来た!」

「ん!カラネ遅い!」


部屋の中にはマンラちゃんとジュオンちゃんそれと


「えっ!なんでアンタここ来てんの?見張りの子達は?」


 吸血鬼みたいな感じの子がいた。


 まぁ見張りの子達は困惑と共に制止しようとしてたけど、文字通り突撃したので意味がなかった。


「キャ~!あっ!・・・帰る!」

「そっか、ごめんジュオンちゃん。カラネちゃんの対応お願い」

「ん!わかった。こっちは任せて。カラネ、おいで」


 ジュオンちゃんにじゃれつくようにとびかかる。

 そのまま短剣を生成してジュオンちゃんに刺しかかるけど、それを予想していたのか、ジュオンちゃんも同じ短剣を用意していてビランちゃんが生み出した短剣が壊れる。

 短剣が壊れた事を気にした様子は無く、そのまま新しいのを生み出して投げながら距離を取っていく。

 それをジュオンちゃんは短剣一つで対処していく。


「ちょっと~、急に暴れられるの困るんだけど~」

「ごめんね。まぁ話の続きなんだけど、私達はスパイでも仲間でもないよ」

「もう、先に横の二人をどうにかして欲しいけど、あの二人ってしばらくあのままいるの?」

「多分ね。あっ、邪魔なら先に帰すけど?」

「はぁ・・・完全に味方じゃないって言われてる相手にアジトバレてんのに易々帰すわけないじゃん。バカなの?いいよ。外で暴れてきてよ。ただしウチの連中で見張りさせてもらうけど?」

「うん。いいよ。ジュオンちゃん。カラネちゃんも。一旦中断して。あの人で良い?」

「いいよ。そこのキミ。あの二人を外の訓練場の一つまで案内して、そのまま応援呼んで監視してて」

「わ、わかりました。ちょっとお願い」

「わかったよ」

「じゃあ、ジュオンちゃん、カラネちゃん。私はこのままお話してるからしばらく外で待っててね」

「わかった!カラネ。外で遊ぶよ」

「う~?あっは~!」


 なんか、ビランちゃんとジュオンちゃんって雰囲気似てる?

 それにしてもなんで二人がここに?


 これまでの聞いた話から推測すると二人が私たちの情報を漏らしていたことになるけど・・・どうして?

 理由までつながらない。


 ビランちゃんは部屋を出るときにジュオンちゃんが座っていた席に繭を置いて、ジュオンちゃんの後を追った。


「カラネ。今度はもっと激しく呪力使って遊ぼう」

「うわ~!」

「ん!ジュオンも楽しみ!」


 えっ?ビランちゃんが何言いたいか分かったの? 

 私は何となくなフィーリングで察しているけど、今言葉を理解した?


「こちらが訓練場になります」


 案内されて歩くこと5分ほど。

 建物の裏側の道を歩いた場所に訓練施設と書かれた石碑があり、その先に鉄の柵が広がっているのが見える。

 案内された場所は鉄の柵で囲われた芝の地面の訓練場だった。


「カラネ。行くよ!」

「あははは!」


 ビランちゃんは尻尾を丸めて、地面に叩きつけてとびかかる。


「カラネには悪いけど、先知ってる。だから手加減して相手する。・・・《呪装》」


 ジュオンちゃんが呟いた言葉は聞こえた。

 未来予知でもしてるのかな?


 宣言通り、ジュオンちゃんはビランちゃんが地面に叩きつけて飛びあがり回転して尻尾で叩きつけるような攻撃をしたのに対し、ジュオンちゃんは手をクロスして上に突き上げてタイミングを見て魔法を発動していた。

 黒い鎧を纏い、腕はクロスした事で腕の装備が重なり、まるで針のように鋭く突き刺す形になっていた。

 尻尾に深く刺さり、少し足にも刺さる。

 それなりに太い尻尾に対して、ジュオンちゃんの装備も長く、足は抜けても尻尾を抜くことは出来なかった。


 ビランちゃんは尻尾を諦めて尻尾自体を消して、短剣を出現させて、距離を取るようにバックジャンプして短剣を投げるけど、すぐに《逃避》で近づいて背後に回り新しい普通サイズの剣を出現させて斬りかかる。


 それに対して尻尾を解除した瞬間から腕の装備を変形させて丸いお盆が張り付いたような装備に変わり短剣が飛んできたのに対しお盆に当たるように左腕を動かしてそのまま回転して背後の私の攻撃を右腕で受け流して左手にいつの間にか出現しているビランちゃんが出現させた短剣同様のものを持っていて右目に直接あたる。


「ん!油断しすぎ!」

「きゅ・・・くぅ~!」


 ビランちゃんは作戦が上手くいかないことに悩みながらも内側に魔法を蓄える。


 少し間が空いてからビランちゃんが両手を広げると大量の短剣が出現する。

 そして腕を前へ突き出すとジュオンちゃんに向かって飛んでいく。


 ジュオンちゃんは飛んできた短剣をさっき出現させた短剣と腕の防具でいなして、ビランちゃんに近づく。

 ビランちゃんはそれに気づいて、当てる速度と生成速度を上げて、策の練るための思考を回転させる。


 それよりも早くジュオンちゃんはビランちゃんへ近づき終え、ビランちゃんは距離を取るのを諦めて剣を生成して襲い掛かる。

 ジュオンはそれに答えて、剣で対処する。


 しばらくの間剣と剣をぶつけ合うけど、圧倒的にジュオンちゃんの方が剣の腕がある。

 攻めているのはビランちゃんだけど、完全に防がれて攻め切れていない。

 ジュオンちゃんが攻めれば、一瞬で決着はつくだろう。


 そろそろ頃合いかな?


「カラネちゃん。ジュオンちゃん。帰るよ~」


 空を飛んで登場するマンラちゃんは後ろに大量の他の魔法少女を引き連れていた。

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