特別授業の一週間 4日目
4日目
今日は一日魔法取得の授業の為、昨日に引き続き丸一日特別授業。
「じゃあ、前回と同じ事を致します。カラネさんは玉を生成します。その時に針を飛ばすので、回避しながら頑張って玉を生成してくださいね。じゃあ始めますよ」
私は言われてすぐに始める。
魔力を手のひらに放出し、球体にする。
イメージと魔力の循環。
球体という形状を保つ事が大事。
放出して膜を作り、その中に魔力の塊を注ぎ込む事で、水風船のようなイメージで生成する。
膜を作る際に魔力の速度を速め、膜自体に大量の魔力が籠り、霧散しても魔力が残留するようにし、素早く魔力を注ぎ込む。
上手くいかず、何度か妨害を受ける事十数回目。
「成功ですね。おめでとうございます。どうですか?もう簡単に使えるようになりましたか?」
手元の玉はすでに消えていたので《玉》と呟く。
するとさっきのような苦戦無く、ラクラク生成することが出来た。
「完璧のようですね。では次のステップです」
私が内心喜んでいると突き落とさるかのように発言する。
「今度はより実践的に行います。カラネさんには私に魔法の玉を当ててもらいます。ですが、私も攻撃もするし、回避もします。中々当てるのは難しいと思いますので、私はあまりこの位置から動かないようにします。カラネさんは私が投げる針を回避しながら私に玉を当てる。シンプルな訓練です。安全を考慮して念の為変身はしておきますよ。じゃあ変身したら開始しますね」
そういって距離を取る。
私は一定の距離が取れるまで移動し、変身する。
すると直後、針が飛んできて足に傷を負った。
「変身してすぐなんて全然あるので気を抜かないように」
幸いにもそんなに痛くないので、そのまま玉を作り投げていく。
しかし、動きながら当てるのは難しく、上手く投げる事が出来ない。
そもそも、重さなんてイメージ次第でもあるので、私がイメージしている物を軽すぎず重すぎないボルをイメージして生成する必要がある。
「カラネさん、一旦中止です」
そういって、私が最後に投げた玉を避けながら、変身を解除し、私に迫って来る。
私も変身を解除して、シンラ先輩が来るのを待つ。
シンラ先輩は私の両肩をガッと掴んで話す。
「カラネさん。あなたビックリするほどノーコンですね。これは先にちゃんと当てる的当てから練習が必要ですね。場所を変えましょう」
「えっ?」
腕を引っ張られて別の場所に移動する事になった。
連れてこられたのは別の訓練場で屋内の建物だった。
「カラネさん。今日一日ここで、ひたすら的当てをしてもらいます」
建物内には障害物だらけのフィールドや、1~9の数字が書かれたパネルの的当てや、近い所で5メートル。それから倍数ごとの距離に的が配置され、中には動いている的もある。
「少なくともそれぞれ、90点以上取れないと、戦闘には活かせないので、頑張って90点以上取れるように試行錯誤してください。出来たら、端末から連絡してくださいね。では」
そう言ってシンラ先輩はどこかへ行ってしまった。
私一人になり、1~9の数字が書かれたパネルという一番簡単そうなものから始める。
立ち位置が決まっていて、そこからスタートし、順々に当てていく。
~・~・~
一時間後
簡単そうなパネルすら、全てを当てる所か半分も当たっていなかった。
フォームや投げ方。投げる玉のイメージなど意識してもダメだった。
~・~・~
それから数時間経過し、シンラ先輩が訪れて今日は終了となってしまった。




