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逃げ出せないかな?逃げ出せたかな?


「ふ~ん、これって効くのね」


 地面に圧しつけられながら、突然感じる気配にピクリと体が反応する。

 それも複数人。


 ちょっとやばいかな。


 感じる気配は7人。

 そのうち特にヤバいのは3人かな。


「流石に見過ごせんから来てやったでって言っても聞こえとんのか?」

「一応カラネの呪獣である事には間違いないはずだが」

「理由は知らないけど、やっぱあの時やっておくんだった」

「まぁあの時は仕方ないし、ぶっちゃけ俺らの責任な気もするから、なぁ」

「ええよ。ウチの目の届く範囲で管理すればよかったわけやしな」


「カラネ、余計なことしないでよ?」


 私が話し込んでいる隙に力を地面に流し込んで分裂して逃げようと考えていたら、全方位から潰される感じがある。

 少しでも暴れたら本当に潰されるんだろうね。


「さてと、ウチの事は覚えてくれているかな?カラネ」


 えっと?

 誰だっけ?

 ただ、この中で一番ヤバイと感じる。

 う~ん、反応できないしなぁ・・・


 まぁでも、他の人は知ってる人だからいいかな・・・

 私は今保有してる呪力で身体を構築。


「あーあー、うん。えっとそっちの人ごめんね。覚えてないや。けど、シラベさんやフヨコ先輩とかはかなり久しぶりな気するね」

「カラネ・・・ねぇ、あんたがヤッたの?」


 およ?

 ハカリ先輩?

 嫌な感じがして警戒しつつ反応する。


「ヤッたって何のこと?」

「・・・塔を破壊したのは・・・呪獣を放ったのは」

「そうだね。私がやったよ?でも今回が初めてだけどね」

「そう・・・アンタなんでそんな事を・・・」


 なんて答えようかな・・・

 でも、まぁ・・・


「楽しいから・・・面白そうだからかな?」

「あ”?」

「うん、楽しいんだよ?趣味とか遊びとかな!」

「そう・・・なんだね・・・」


 突然私の一部が消える。

 同時に同じ部位がハカリ先輩から消える。


「ハカリ!?」

「おっ、おいっ!?」

「許さない。カラネあたしはアンタを許さない」

「そう?別に許してもらおうと思ってないからいいよ?」


「乗るなよ。ハカリ。ウチらは別に会話しに来たわけじゃないんやで?ユイ、アンナ」

「はぁ・・・《神域捕縛結界》」

「《暗底冥々》」

「《煉獄永苦》」


 あっ、ヤバそうだね。

 じゃあ私はここから離れるかな。


 急いで今の身体から意識を放した。



フヨコトウカハカリユイシラベエカゾアンナ

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