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計画を練って


 えっと私のやる事はすべての魔法少女を消す事。

 これは変わらないけど、私が多すぎる。

 幾つもの世界があって、私が複数人いる状況が面倒。


 一人一人処分しないとなぁ・・・


 結構慎重にどこから潰していくか考えないと逆に私が死んじゃうからなんとかやらないとね~


 一旦、魔法少女狩りは放置するとして、やっぱり封印されてる侵略の魔神を倒す所からだよね・・・

 いっそ適当に復活させて滅ぼしちゃうのもありだけど、それだと私も死んじゃうからな~


 別に今の私は死にたいわけじゃないし


 う~ん、地道に魔法少女狩りでもするべきかな。

 その前に魔法少女一人残らず私の糧にする為の完璧な探知能力はいるよね。


 私の魔力探知能力って普通に低いっぽいからもっと広く広く探知できるようにしたいんだよね。


 あ~というか普通に私を分裂するのもありかな。

 私を分裂は語弊があるか。

 呪力を行使して私から呪獣を生成する。


 出来る気がするんだよね。

 何となくだけど


 試しだからこそ全力で私は呪獣を作り出す。

 窓を開けて、杖を構えて赤黒い液体を流す。


 それなりの高さから垂れる液体はびちゃびちゃと地面を侵蝕し、赤黒い液体の水たまりが出来ていく。

 私は垂れ流しながら、詠唱を唱える。


「《彼のモノは生物にして生物で無く、物質でありながら非物質であり、誰もがその存在を認めない。なら私くらいは認めよう。彼の存在を、彼のモノの実在を・・・そして、存在の意味を、彼の実在する使命を与えよう。呪空な呪獣者(ホロボシナサイ)


 詠唱を唱え終わると同時に平面な円に変化する。

 三点の穴を空けて、そのまま笑い声を鳴らしながらどこかへ飛んでいく


「・・・・・・まぁ成功したかな」


 どこかへ行ってしまった呪獣を放置して私は加減を加えて量産型を生み出す。


 今度は量にこだわったからか、小さい蛇が無数に集まって大蛇へと変化する。

 とはいっても個々のサイズは小さいから個で隊、隊で個みたいな感じに自在変化をして行動できる。


「これなら悪くないかな」


 今度は魔法少女を見つけて相手を倒せる量で圧倒して倒すように指示して散らした。


 私はと言えば、彼らが倒した魔法少女の力を得ながら、力に振り回されないように動きを固めつつ、蛇たちの情報を待つことにした。


~・~・~


 怖いんだよ。

 私だって

 死にたくないよ


 でも、無理だよ。

 知れば知る程我慢が出来ない。

 ぼうっとする時間が一番苦しい。


 助けてって言って誰か助けてくれるの?

 この世にいないんだよ。

 正義も悪も


 あるのは現実のみ

 結末のみ


 物語を加速させる。


 終わらせる。


 今すぐ












 私は私に触れようとして・・・

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