表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
102/175

魔法少女美味しいです


「!?・・・誰だお前!」

「もう!応援呼ばないでよ!」


 二人の魔法少女の戦いに乱入する。

 拳銃をこちらに向ける少女とハートの形が付いてる短い杖を持ちながら、視界に私ともう一人の少女を捉えながら、警戒してる。


 私は警戒する2人を気にせずに近づき、顔を変化させる。


「ひっ・・・」

「・・・なに、めっちゃキモいんだけど」


 気持ち悪いかもしれないけど、何でかな?

 私は彼女達を食べてしまいたいと思う。ううん、ここに来て落ちついたんだけど、呪力を広げた瞬間見つけた魔法少女を食べたくなるって不思議な感情が湧いてる。感情の制御ができてないのはあるけど、この感情が本当に私の感情なのか疑問。


 とりあえず、彼女達を食べたい。

 それが今の私の溢れ出る感情。


「ちょっと、一旦中止!先にあいつを片付けるよ!」

「う、うん!勿論!」


 なんだか、2人は対立してたはずなのに急に協力し始めた。

 困るなぁ・・・

 見た目は大きな黒いカブリ物に口が付いてる頭に変身した姿だから困惑する人がいてもおかしくないけど・・・

 嫌だな・・・怖いな・・・イラつくな・・・


 もう食べちゃえばいいか

 見える状態のサイズより大きくできるし、この口は実際の口じゃないというか、この頭は呪力で構成した頭だから、嚙み砕く力は普通の頭より強いし、彼女達は噛んで食べるんじゃなくて飲み込むつもりだからなぁ

 警戒したところで、応戦状態になったところで、私は口を外して彼女達を飲み込むだけでいいからな・・・


 そう思いながら、黒い頭を二つ生み出す。

 それを彼女達に向かって投げるけど、ノーコンな私は真っすぐに飛ばせない。


「あぶなっ・・・ィイッ!?ィヤ・・・嫌」

「ちょっ・・・キャッ!・・・ヤダヤダヤダ」


 飛ばないから他の所に飛んで行ってから自動で目的の相手を喰らうようにすればいいよね。

 飲み込むつもりだけど、そんなわけだから、始めに足を喰らって動けない所を丸のみにする。


 うん、足を奪った所で抵抗し始めたけど、ほぼチェックメイトだよね。

 足を食べてから頭の大きさを更に大きくして一口で呑み込めるようにする。


 飲み込む喉が無いから包んで吸収するのが正しいかもしれないけど・・・


 2人を捕らえて、包んでから周囲を改めて見渡す。

 この街に見覚えはある。

 けど、なんでここにいるのかはわからない。


 どうしてこの街のビルと繋がる通路があるんだろう?

 というか、今の魔法少女はなんで戦っていたんだろう?

 不思議だなぁ・・・


 さて、次の子・・・


「ねぇ・・・今のって何?」


 背後に誰か現れて私の首に刃を当てる。

 やる事を終わったから頭を普通の私の頭に戻してるんだけど、多分頭を失っても大丈夫なはずなんだよね。

 今は決闘の時とは違って呪獣になれるから、頭を消して新しい頭を生やせばいいからね。


「・・・動かないでね。動いたらすぐに切るから」

「切ってもいいですけど・・・その前に食べますね」


 後ろの存在が魔法少女なのは何となく察せるからもう食べちゃおう。

 宣言したし

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ