表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
負の資産魔王城は財産放棄か?民事再生か?  作者: ださいやさい
第6話 後
95/322

第8章

「あ、カギがかかった」

日が暮れた時間に、少女が魔王城の正門前に立っています。

「翼のある翼っちへ、この手紙を読んだら、お前のカギがうちにテラスのどこかに隠されたぞ。頑張ってその翼で飛んでみてこい。不滅のシアナより…悪ふざけでも程があるわ…」



「『東部大陸語で』つまりこの調味料入れは私のキャラクター?」

「『東部大陸語で』そうそう。そして今、シンカンちゃんがサイゴロを投げる番だよ」


「16点だ。うちの番だね。えっと、1匹のゴブリンが倒され、中生命力ポーションと銅貨1枚が落ちた。使う?カバンにしまる?」

「しまる。」

「『東部大陸語で』あのね、シンカンちゃん、今シンカンちゃんの生命力の数値が危ういだわ、ここでポーションを使ったほうが無難だわ。」

「『東部大陸語で』あら、そうだったら姉上に従うよ『連邦語で』ポッションを使う」

「ごめん、奇妙っち、メイっちの番だぞ」

「姫がフリーズ。次に回って」

「ポッションを使う」

「エルフがポッションを使った。今の生命力が40点中36点だ。」


翼のある少女が飛んできました。

「人っちのテラスに何をしているのかしら?」

「あらら、ユージェ姫じゃない?私が作ったラタト(    ratato)ゥイユ(uille     )、食べてみない?」

「ユージェお姉さん、こんばんわ。」

「うんうん、その着陸…10点中8点だね。もうちょっと余計な翼の振りが要らないと思うぞ」

「あ、シアナさんありがとう…じゃない!完全に主客転倒だわ!でもお腹がペコペコだから食糧確保が優先とするわ。」

「どうぞ。ね、ユージェ姫、綺麗ものは箸しかないけど、箸でいいかしら?」

「…フォークないの?」

「あるよ。」

シンメイさんがフォークをしゃぶります。

「『東部大陸語で』間接キスさせるつもり?」

「あ!」

「ふたりとも顔が赤くなったぞ。まさかここのオイルランプでやけどでもした?」

「したわけないじゃん!」

シンメイさんと少女が同時に言います。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
正文をご覧いただきありがとうございます。お気に入ったらブックマーク、評価、感想よろしくお願いします。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ