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負の資産魔王城は財産放棄か?民事再生か?  作者: ださいやさい
第6話 後
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第5章

「…いろいろあって、今月の半ばくらいから、私たち道路公園管理局の拠点がとなりのブルティノー=シェロン県に移します」

「電話が繋がらない原因はこうですか…」

「ド・ルプレイヌ=ド=メのお嬢さんも魔王城を守るために尽くしていますよね」

「…記者やらコラムニストやら、もっと華麗なる形容詞を使って欲しいわ」

「成果がないのに勝ち誇ったド・ルプレイヌ=ド=メのお嬢さんの顔を撮らせて頂きます」


「お二人とも私に聞いてください!あの…すごく気になりますから質問します。ド・ルプレイヌ=ド=メさんの背中についているのは宗教的な飾りですか?」

「…話聞いていました?魔王の末裔って言ったはずですわ」

「魔王?おとぎ話のようなことが言おうとしても…」

「マジですわ。あ、その電球、取ってあげましょうか」

少女が部屋の中で飛んでみました。すると、少女が天井とぶつかりました。

「痛っ」

「ド・ルプレイヌ=ド=メのお嬢さん、これはサーカスでしたら、チケット代金返金事案ですよ」

「扱いが酷いよ」

「本当にごめんなさい!家具類は予め搬出したので」

「△…しに行ってきます」

「耳が遠いわ」

「…あ、ド・ルプレイヌ=ド=メさん、私を抱き上げてみませんか」

「いい案ですわ、試してみましょう」


「いい匂いですわ、モチノキの花ですか…」

「もう少し、あ、もうちょっとド・ルプレイヌ=ド=メさんの7時方向で…うわわっ!嗅ぎないでください!」

「いい感じですわ、マルクーセンさんの左手がちょうど電球に届くところですの」

「取れました!」


「おろしますわ。ねぇ、モチノキの花の香水、どこで手に入れていますの?」

「それは…企業秘密です…黒い正装を着て、黒いメガネをかけて、彼女に白い棒光らせたい…」


「スツールを借りてきましたよ、あ、取ったんですね、戻してきます」


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