第5½章
「あ、ペリシエさん、おはようございます。また今度、ペリシエさんが作った料理を頂きたいわ」
「おはよう、ナンパ失敗男」
「ジェニーさん、また今度…だからナンパ失敗男じゃない!」
「さて、うちのナンパ戦士の実績はどうだろうか?まず答えを急がないで!白い顔、小柄な体、これらの特徴を合わせて、このナンパ男が何回成功するか、500回?1000回? もっと? いや、1回もないだぞ! そうだよ、一度もないのだ! 16歳から25歳の独身女性よ、この子が欲しいなら、早くしないと、彼は筋肉もちもち男とかに取られちゃうよ!これこそはダニエル・ペリシエだぜ!」
「俺の紳士さはともかく、この女、殴っていい?」
「私は彼女の引受人として、許可するわ」
「逃げるぞい…なんて怒られるのか?せっかくうちが考えた、ダニエルの紹介セリフじゃない」
「うちが考えた…ダニエルくんにふさわしい紹介セリフだぜ?バスの中にもダニエルくんのことを考えているぜ」
「…ならば、許してあげる」
「ナンパ失敗男がでれた」
「でれるわけない…っ!」
「あははっ、ぺリシエさんってかわいいわ」
「…かわいいって…」
「プリシエ・デ・ナンパ男、翼っち、メイっち、入場しない?まもなく試験がはじまるぞ」
「ああ!」
「やっぱ許さないぞ!」
4人がビルに飛び込みました。




