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負の資産魔王城は財産放棄か?民事再生か?  作者: ださいやさい
第4話
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第2章 (5月7日)

3人が騎兵の銅像がある広場を通り抜けます。

「今日もジャン(Place de)・ジョレ( Le Jean )広場(Jaurès)を通るぞ、ジャン・ジョレというのは、邪悪なる魔王を倒したこの町の英雄だぜ…」

「違うわ、ジャン・ジョレもこの町出身の社会活動家じゃない?それに魔王はみんな邪悪のわけないの…」

「ああ、翼っちが邪悪じゃない、魔王の末裔だけど、ああ、それも違う…」

「…もうシアナさんに慣れているわ」

「ええ、今日もシアナがつまらないかつ失礼な話をしているわ」

「な、メイっち、翼っち、そっちの銅像を厚い布と糸で結いで、下から炎が燃えてきたら、銅像が飛ぶのかな」

「知るか、けどそれは魔導学に属しない観点と思うわ」

「どうなるかな…」

「シアナの話を真面目に考えてたらあかんだわ」


地面に新聞紙が置いてあるます。5月7日と書かれています。

「地面に新聞紙!これはブルティノー市…いえ、ブルティノー=シェロン県のトップニュースにならない?」

「なるわけないじゃない?バカシアナもいい加減、頭を使おうかしら」

「あらら、これは、レベスクさんの仕業かな。シンメイさんとシアナさんが知っている?最近、ここら辺の新聞はレベスクさんという人が配達し始めましたわ」

「そういったら、配達に来た人は適当なやつという印象しか残っていないな」


「ね、メイっち、翼っち、うち、また考えてきたことがあるぞ、聞いてほしいぜ」

「興味ない」

「むかしの人間って、家は木や石で建てられ、牛や馬で人や荷物が運ばれ、衣服は絹や麻で作られ、船は帆や櫂で推進され、ろうそくやオイルランプで家や町が照らされていたじゃない?それは…」

「私たちの意見がなくても勝手に言い始まったじゃない?」

「シアナさんもちゃんと先を見てほしいわ、前の街路灯にぶつかりそうじゃない?」


「っ痛」

「シアナって頭の上から星がでてこないのね」

「何それ、ってか、翼っち、早く言えばよかったのに…」


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