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負の資産魔王城は財産放棄か?民事再生か?  作者: ださいやさい
第3話
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第8章

「…すると…兄上は部屋から飛び出して、そとに出ちゃった。あの夜から、兄上と合っていないんだ。だから、俺、兄上がブルティノー=シェロン県にいるかもしれない噂を聞いたら、チャンスを作って、家の行動機械で走ってきたよ。でも、俺、ブルティノー=シェロン県って全然わからないんだ。(Hauts-)ブルティノー地方とか下ブルティノー市とか…サン=エティエンヌ=ブエニ県に何という町があるのか…サン=エティエンヌ…」

「話がずれているじゃない…」

「ああ、ごめん、ユージェお姉さん」


「ダノン兄さんって、この連邦をにも逃げたいわ。でも、ダノン兄さんが、きっとバンジャマンちゃんのために、隣の県でしか高校に入っていないじゃない?バンジャマンちゃんのためにお金を貯めているじゃない?」

「うん…」


「そういえば、あのお姉さんにぶつかったことを覚えている?」

「そのときは…慌てて逃げちゃって、でも、遠くにいけないことと分かっているのだ。家の行動機械が残っていること…それとも、お姉さんを引いてしまったこと…監獄に行きたくない…」


男の子が泣き出しました。

「あらあら、さっきのライオンちゃんはどこに行ったかしら?大人しいままここで待って、ランク・ル・ブーレイ高の下校時間になって、ダノン兄さんに会えたら、罪を軽減できるように、裁判所で証人としてあげるわ」

「あはははっ、強がりがどこにいった?あのお姉さんは無事だったよ」

「もう、ヴィクトルおじさんっていったら、口が軽いと嫌われるよ、次からネタバレが厳禁だわ」

「おいおい、まって、次なんて望んでないよ。勝手に仕事量が増やされたら、僕も過労になる」

「でも、あのオフィスデスクに…みんな大変じゃない?服が立派で目の隈がない上司として、仕事を分けてもらうのは…」

「部下が僕と関係ないじゃない?ねぇ、お嬢ちゃんよ、いいか、友達だって、同僚だって「あかの他人」よ、次の言葉を覚えておけば、いつだって人生の間違いはしないんだ。」

「…」

「自分には何のメリットがあるのか」

「…」

「あ、この言葉が嫌なら気にしないでほしいな」

「…いいえ、とんでもないわ」


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