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第5½章
「あっ、ユージェちゃん、おはよう」
「ああ、ジェニーちゃん、今日は寝ぼけてなくてきたのね」
「おはようございます、シアボーネさん、キャロルさん…シアボーネさんは今日…風邪が治りましたの?」
「ええ、もう大丈夫だと思うよ、それより、ユージェちゃん、ピザを作りたかったっけ?それは絶対にだめだよ、この店の誰かに食べられたらまだましだけど、万が一ユージェちゃんが作ったピザがお客さんのところに届いてしまったら、食品衛生検査官による突入検査ところか、最悪の場合に、ユージェちゃんが計画殺人未遂の疑いで逮捕されるに、俺たちも連帯責任を取られてしまうことも考えられるだぞ」
「そんなー、もう、シアボーネさんもキャロルさんも意地悪―」
「いや、過言じゃないぞ、ユージェちゃんが作ったピザは、誠に、本当に、まさに」
シアボーネさんとキャロルさんが同時に頭を向かい合って、ちょっとうなずきます。
「兵器だから」
「兵器だから」
シアボーネさんとキャロルさんが同時に言い出しました。




