第3½章
「シンメイさん…」
少女が全力で自転車を漕ぎます。
「…「止まれ」…行け!」
少女が「止まれ」のサインを無視して、オノレ大通りを渡りました。
「シンメイさん…」
女の子が重たそうな袋を地面に置いて引いて、少女に向かって歩いてきました。
「やっぱ重たいわ…」
「んうう…シンメイさん…」
「あら、ユージェ姫じゃないの?」
「ん?シンメイさん?…シンメイさん!無事だった?私、今日授業を受けなくなるほど心配したわ」
「あははっ、目を開いたら、何と病院の中だったよ。やっぱ最近って寝不足だったわ。すり傷くらいなら料理中でも起こるから気にしていないんだ。いくつか検査を受けたらすぐ、病院から出てきたよ。ジャン=アントワーヌ病院の中を始めて見学して、不思議感をいっぱい味わったよ。病院を出て、歩いても授業に間に合てなくて、自転車もどこかにあるか分からなかったから、Tchi Hauへ帰ってきちゃった。」
「ところで何をしているの?」
「ゴミ出しよ、レストランが産出したごみは、指定された場所に出さなきゃいけないわよ」
「私もついていくわ、自転車をシンメイさんに返さないといけないの」
「あら、そうだったかしら」
「(小さい声で)心配してくれていたわ」
「(小さい声で)無事ってよかったわ」




