表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
負の資産魔王城は財産放棄か?民事再生か?  作者: ださいやさい
第3話
46/322

第2章

数時間前…

「通報したのは君たちか、お名前と住所と連絡先を教えて」

「ジャンヌ=ユージェニー・五月・ド・ルプレイヌ=ド=メといいます」

「グネル・シアナだぜ。この下ブルティノー市…いえ、全デカポール=(Décapole-)サン=(Saint)エティエンヌ(-Étienne-)=デ=グレ=(des-Grès-)ブルティノー(Brutineau)地域圏を支配しようとしている野望家だぜ」

「はいはい、君たちは無事だってよかったじゃない?」


「そこの憲兵、こっちが先に移動するよ」

「分かった。あともよろしく」


「憲兵さん、あの行動機械が…」

「憲兵のお兄ちゃんよ、男に見えるの奴が中から降りて、すぐ逃げちゃった」

「そのプレート番号は…サン=(Saint-)エティエンヌ(Étienne-)=ブエニ(Bouéni)県なのか、盗難被害が届いていないか、あとで警察署に戻ってあそこの警察署に聞いてくるよ」


「翼っち、学校に行かないのか、これから診療所に行って待っても、メイっちに会えないよ。あ、ついでにメイっちの自転車も乗ってあげてきてな、無くしたら、うちも困るぜ」

「…あ…っはい!」


十数分前…

女の子3人が2側に石造建物の挟んだ狭い道で通っています。

「うち、この間、キッチンの作業台に置いたカンの中にある黒い奴を食べてみたら、すごい苦いぞ」

「黒いのは何なのかしら…あっ!バカシアナ、それは烏龍茶の茶葉だわ、食べるのではなく、茶碗に入れてお湯で溶かすのよ」

「木炭のスープを飲むのか」

「それが違うわ」

「烏龍茶…そういえばダノンさんもそういう飲み物を作ったかしら」

「数百年放置されたお肉をシチューに」

「それも違うわ…ダノンって?東側大陸の人間らしくない名前しているのに…」

「どういうのか…トロワヴィルで知り合った…つまり私のバイト先の同僚の同級生だよ…今度シンメイさんに紹介するわ、彼もけっこう東側大陸マニアだわ」

「へぇー、いい人だそう」

「うちもあの、ダノ(Dano)っちと知り合いたいのだ」


行動機械が速い速度で3人に近づきます。

「あっ、シアナ、危ない!」

「なになに?って、痛ってば、これはつけて倍返してやるぞ」

「シンメイさん!シンメイさん!シアナさんがよく見ろよ、シンメイさんが倒れたじゃない」

女の子が通りの真ん中に倒れています。

「シンメイさん!シンメイさん!」

「メイっち、しっかりして」


「あ、やべ、逃げろ」

行動機械から少女たちと同い年の男の人が出て、逃げました。

「逃がさないぞ」

「シアナさん、戻てきて、憲兵さんが処理してくれるから、ひとまずシンメイさんを路肩に運んでこよう!」

「おお!」


「私、そこら辺の公衆電話で憲兵と救護隊を呼んでくるわ」

「了解、メイっち、起きないと、パ〇トを引っ張るぞ」

女の子は返事がありません。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
正文をご覧いただきありがとうございます。お気に入ったらブックマーク、評価、感想よろしくお願いします。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ