第9章
2人がまちかどによくある1軒のレストランに入りました。
「今日は街がずいぶん賑やかだよね」
窓外にいつもより多い行動機械や馬車が混在して走り交わっています。
「デ=グレ県に繋ぐ列車は鉄道電報が故障した影響でマヒ状態に」
少女と同行してきた女の人が、店が備え付けの新聞を1部取って、席に近づきます。しっぽを出してシートを軽く拭いたら、座って新聞のタイトルを読み上げました。
「電報?私はデ=グレ県で電話交換局 に働いている知り合いがいたわ」
「電だけ同じだろうと思うけど」
「いらっしゃいませ」
ウェイター服を着たレオさんが現れました。
「この店でレオ君と会うのは珍しいわ」
「シアナの行動パターンを理解するための修行だ。シアナとシンクロナイズドスイミングしたい…」
レオさんが2人に面しながらもお尻を覆えています。
「待って、もしかしたらサイズが合わないとか…」
狐の目が鋭いです。
「言いださないでよ!列車が止まったせいで仕立て屋さんが布をゲットしてから採寸してくれるんだから。オーナーさんも前働いていた奴と体型が変わらないからきっと似合う言ったから信じていたのに」
「きっとオーナーさんも辞めたやつの胸と同じサイズだと思い込んでいたのだろうね。シアナさん一筋のレオ君が別の女の子と絶縁しかけているけど服から女の子の匂いがするからね」
「ご注文は !」
「手を出せ !」
「ご注文は」
「手を出せ」
「ご注文は」
「手を出せ」
…
少女は思わず吹き出しました。がしゃん!しかし翼が振りすぎて、となり席の人のプレートを落としてしまいました。
「 本当にすまなかった」
少女が立ち上がって隣席の人に謝ります。
「隣のと同じ、2人前」




