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負の資産魔王城は財産放棄か?民事再生か?  作者: ださいやさい
第20話
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第2章

ただ(Je suis )いま()?」

中に一人の裸の女の子がドラゴンの翼に囲まれたまま、翼の上にうつ伏せで読書しています。そして、頭を上げずにみんなに挨拶します。

「ジャネット!「ようこそ(Bienvenue)!」仕事場へ、(A trabajar)あるいは( o al )水たまりへ!(charco)

ゴスロリの魔女が怒鳴ります。

「とりあえず服着なよ」

元の音量に戻ったゴスロリの魔女は片手で本を払って、片手でファイルを使って女の子を叩きます。

「へーやだ」

女の子が身をひるがえてお尻をみんなに向けます。


ラバー(Chambre )スタ(d'enregist)(rement )プでさえ働いている気がするわ、だから公務員って憧れられるのかしら?」

「とてもふかふかするのね。こうだったらうちもジェンペ奏者になれるぞ」

「あなた魔女たち、噂のようにホウキを挟んで乗っていたら、つんつんぶりぶりとならないのじゃん?」

少女たちが各自コメントします。


「こいつ、ジェリーだけでなく、気が入ったらジェリービーンにもなれるんだ。こいつ、一見ダメな魔女だけど、昔は「千面相」という二つ名があって、自分の姿を変える天才であり、声色も自由に変えることが出来るんだ。けど中身は使い終えたロウソク以下だ」

ゴスロリの魔女は、暴れん坊の子猫のように必死で抵抗している女の子を、上着をたくし下げながら言います。

「本当の名と顔を忘れてしまっているのかもしれないが、この人生哲学は決して捨てないんだ」

着せられる女の子が親指を立てるジェスチャーをします。


「ところが、なんでドラゴンの翼を集めているの?」

みんなが衣装着せとなったような雰囲気の中で突然、少女が聞きます。


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