第6章
少女が魔王城を出ました。魔王城の外の庭がガラガラに人が通っています。
少女が庭に沿って自転車をこぎます。しばらく経ってから、庭の境目に広い道が見えました。
「今日もジュール・ラヴォー街道の花はいい匂いがするわ」
少女が自転車でTchi Hauに行きました。
「ブラが…ない!」
「こっちを見るじゃない!私のを狙うのじゃないわ!また壊そうとするかしら」
「あった、うち、すぐ見つかったよ、すごくない?」
「「ブラが…ない」っと叫ばなかったらな」
「あの二人って仲がいいわ」
「おはよう、シンメイさん、一緒に学校に行こう」
「あら、ユージェ姫じゃない?私もこれからユージェ姫の所に行くつもりだったわ」
「おっすー、メイっち」
3人がTchi Hauで合流して、それぞれの自転車で魔王城に向かいます。
「学校行くのに翼っちの庭を通るのね」
「ご先祖様の誰かが社会活動家で、巨大な庭園の土地を公衆に寄付したようだわ、おかけで北は中学校、南は高校だし…勝手に通り道まで作られたから毎日賑やかで寂しくはしないわよ」
「そんなことかしら(ユージェ姫が心配だわ…誰も寂しさを聞いていないじゃない…)」
「翼っちの庭が広すぎて、目が疲れる。バスが通ったらよかったな、翼っち、バス誘致をして」
「無茶いわないで、シアナさんこそそっちのエネルギーがあるじゃないの?」
「翼っちって魔王の末裔だろ、魔王軍とか統率していないか?まさか魔王城の裏側に養っているのか」
「ね、シアナ、勝負してみない?先にオノレ大通りに着く人は優勝だわ」
「やだー、賞品は何もないじゃないー」
「デジュネの弁当に肉まんを作ったわ、ついでにシアナのアイデア通りの新品メニューを作ってあげようと思っているのけど…」
「シアナ選手っ、負けないぞ」
シアナさんとシンメイさんが加速しました。
「は…は…うちの…葬式は…壮大な…ほうが…いい…」
「もっと鍛えろ、シアナ」
「翼っちって最後にゴールだ、翼っちが負けた、覚悟してね」
「私は勝負なんて最初からしていないわ」
3人が道の境目の突き出る所に、向こうの金属柱が、「止まれ」のサインから「行け」のサインに変わることを待ちます。
「本当に紛らわしいわ」
「本当だわ」
「「行け、止まれ、行け、止まれ、行け、止まれ…止まけ」
「シアナって純度100%のバカだわ」
「純度100%こそナチュラルだぞ」
「あはははっ…」




