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負の資産魔王城は財産放棄か?民事再生か?  作者: ださいやさい
第18話 後
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第9章

デ=グレ中央市の図書館に。

「「魂狩り:200年前の東洋妖術騒動?」」

「ぜんぜん違う!」

「「禅と魔法の杖の修理技術?」」

「どんどんジャンルが離れていくのじゃない?」

不敬(Lèse-)(majesté)の廃止研究?」

「法律のジャンルに戻ってきて嬉しいのだけど、一般人と一般人の争いだと、関連していないの!にしても、台車をこだわらないで、一緒に歩き回ってきてよ」

「へー、面倒くさいぞ」

シアナさんが取った本を返却された本を載せた台車に戻しました。


帝国(Code pénal)刑法典(de empire) ?」

「ありがとう」

ラヴィル=スールさんが薄い本を少女に渡しました。

「ラヴィル=スールさん、ありがとう。」

「リュドヴィックでいいですよ」

少女は刑法典を数ページめぐったら、困った顔で頭をかきます。

「ちょっと違うわ…」

「やっぱり民法典に戻ろうか?」

シアナさんが別の台車を引っ張ってきました。台車の上に数冊の厚い本が載っています。

「国対人でなければ刑法を使えない、それは現行のルールだ。いくら魔王の末裔だと言っても、今から国を立ち上げようでも思っているのか?こうしていたらまたお腹がすいた。講習料は晩ご飯翼っちのおごりでいいぞ」

「法律を学ぶにつれ、私は人間性を失っていくわ。全く法律を知らない素人がけんかを目撃したら、仲裁したくなる。相手方に訴訟を取り下げさせるよう説得すればいいんだわ」


「翼っちが奢らなくなった。全部ヴィックっちのせいだ」

「うざいサル女をリエット(Rillettes)にしたい人、手を挙げて」


「なんか推理小説の素材になりそうだわ」

「たしかになあ。ところで、ド・ルプレイヌ=ド=メ嬢、ローカル新聞にインタビューされたことがありますよ、ついて来てくれます?」

「面白そうですね。ぜひリュドヴィックさんの記事を読ませてください。ちなみに、私をユージェと呼んでいいですわ」

「なんで2人が立ち去ろうとしている!不法侵入と通報するぞ」


「黙って、リエット」

少女とラヴィル=スールさんが振り返って、同時に言い出しました。

「うちの精神を傷づいたから、損害賠償を償ってもらうぞ…だけど、この民法典は損害の概念だけ規定していて、保護の範囲を明確にしていないんだ。いつか裁判長になってやる」

「被告をレスリングの技で処刑する?」

「リュドヴィックさん、やりすぎですわ」

リュテス(Poulet de )の焼き鳥(Lutèce)としていい話をしてくれたね。やめて!翼っち、うちが悪かったから、うちの手のひらに折った羽根を刺さないで!」


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