第2章
少女が教室に、レグヴァンさんとガリポーさんとディスカッションをしています。
「サヴァ、このグループにはクラーケンの髪をしている魔王と、クーベルレーター?」
「僕だ。ジャン=マシュー。今朝スライムにエサをやる時に滑っちゃって…ところが、ド・ルプレイヌ=ド=メさんはクラーケンよりシレーヌに似ているかも」
「頭にバケットがはめこんだ人はよそをからかう立場かしら?何も見えないくせに。どうせモニックさんが連れてきたのだろう?」
「なん…話を戻しなさい。もし所有権は、絶対的、永続的かつ排他的な権利であれば、囲い込み運動の違法性はどうやって問う?」
「答えは問えない。ある行為が違法であっても,それを行う人が多い場合は法律では処罰しにくい。解決策はあるかもしれないが、コストがかかりすぎるか、結果が著しく不公平や不合理であるかのどちらかである。」
「さすが魔王姫、一位の座は安易に他人に譲らないわね」
「…待って、モニックさん、顔のしみ、濃くなっていない?それに、顔色が悪いね」
「大したことないよ。きゅうりを小切りして顔に貼っただけだわ。顔にペタペタして、よく寝れると雑誌に書いてあったから試してみた…」
「モニックさん?」
少女が教壇の前に飛び込んできました。
「先生!緊急事態だ。あの…ディスカッションとはいえ、学生の目の前に離婚届の下書きを書かないほうがいいかしら?」
「先生?代講しているだけだけど。代講の先生なんて、あめ細工職人や清掃員なんて一緒だ。どの仕事でも失敗した結婚を救えない…」
「しっかりして!後ろに女の子が気を失ったわ!」
「アレルギーか。ロラタジンがあったらいいけど…」
「ロラタジン?」
「未来に発明されたお薬だ。未来のものに買い物代行もしていたから。」
「謎が多いわ。そういえば私たちが先生の名前も知らない…」
「ほっといていたら自然に治るから心配は無用。あ、もう時間がない。さらばだ。」
謎の先生が消えました。
「っていうことだった」
ガリポーさんが他の女の子に滔々と述べて、後ろから接近してきた女の子2人を全く気付いていませんでした。
「話に尾ひれをつけるな。取れたバケットを戻そうっか?魔王姫、手伝って」
「降参するから、やめてくれ」
少女が振り返っていたら、授業が終わった教室に、遅刻して急いだデルヴァル先生が教壇にあった書かれた離婚届にぼんやりしてしまっています。




