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負の資産魔王城は財産放棄か?民事再生か?  作者: ださいやさい
第16話
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第6章

「はははっ、今、笑っているのは誰だ?」

マリー王女が服の中から焦げたピザを出しました。

「翼の悪魔の手づくりピザのおかげだ」

「悪魔じゃないもん!平気で人に傷ついている!」

「いや、こんなピザを食べ物を思っている人こそ悪魔だ」

「ダノンさんのミミをミミガーにするわ!」

「ミミガー?悪魔的料理か?」

「とにかく、ロッテ、何か申し開きのなら、憲兵さんから話を聞くの」

「にんじゃ?この体でかくれんぼなんて、楽勝だよ」

誰も気づいていない憲兵の女の人が急に天井から飛び下りました。

「今だ!」

少女が急ぎ足で、懐中からポーションを持ち出して、女の人の口に注ぎます。

「間に合った?間に合った!」

外から憲兵の男の人が事務所に入った瞬間、女の人が推されて男の人と唇を合わせてしまいました。

「うんうん、もうない」

「あまり老婆とキスしたくないな…この体のトライアル期間が終わったか。っていうか、先の人が刺されたのも茶番劇だった?」

「どうやって老婆を定義している?見た目は老婆でなく、声や喋り方も老婆でなく…」

「そう。誰かがうわさを広めてミノさんを調査させるのも、全部ミノさんとミローさんの生活をにもと戻す努力だったわ。」

ドヤ顔している少女が言います。

「私生活が無くなるということは、成功に近いということだと信じているのに…」

「たまに授業をサボって茶番劇に参加するのも悪くないのかな」

「あらら、ランク・ル・ブーレイ高校で優等生をしていた?ダノンさん」

「黒い翼の生えた子供よ、人生は暗い道だ、この先に何があるかわからない…」

「一件落着、私こんな感じなの」

「姫様、お怪我はない?」

「でも、これっても魔王城を救えないじゃない?ただで人に魔王城の所有権をやったって、法的効力があるよ」

「あ!」

ミローさんの話しで、少女が唖然としました。


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