第5章 (6月12日)
6月12日。少女とオオカミミミの男の子が公園管理局の事務所の前に出会いました。
「奇遇だね。」
「あなたの過去は、僕が尋ねたいことではい。 でも、あなたの未来に私は関わりたい。」
「隕石が耳に当たって自我でも芽生えたのかしら?」
「僕はただ、自分の出場にスパイスを加えたいだけなんだ。」
「誰かと会って、最初に天気の話をしたらどう?」
「…もしかしたら、ブリンジーが現れた時間と酪農組合がデモを起こした時間が重ねた理由は同じかもしれない」
「全くだよね。そうでなければ、私たちが今ここにであうはずがなくなるわ」
「その顔を見たら、人に告げられない事情でもあった?」
「共犯者と扱われるのは嫌だわ」
「赤ずきんを食うオオカミじゃないから」
ドアが開けられ、マリー王女とその召使いの顔に驚きの表情が浮かびました。
「持ち分が足りない?ハッピーエンドに何か不満でもあるの?」
「ブルティーノの経済の脆さを教えてもらったけど、思うままにさせないわ。」
「それはダメだわ」
「酪農、養鶏農家と市場の責任者から連邦極東領地会社の株券を発行価格で買って、言うままに指示を受けてもらうとかの取引をしていたのだろう」
「この手があったのか!」
「やっていない?」
「そんなパワーがあったら、このしょうもない事務所でもち麦の粒でキャッスルを立てて暇つぶししているの?」
麦の粒でキャッスルの形がする作品が堂々とテーブルの上に置いています。
「…10点中8点だね。キャッスルの尖塔なら、ムギの穂を使ったら?」
「真面目にレビューするじゃないわ!ったく、ダノンさんまで…私はまるでピエロみたいだな」
「ロッテ、何で話さない?」
突然、王女が召使いにナイフでお腹を刺されました。
「笑っちゃう、自業自得だ。」




