第7章
他人を哂うのは人間の本能です。
6月10日の午後、誰からの予告もなく、オノレ大通りが勝手に封じられました。大量の牛で。ピザを運ぶ少女が飛べるが、ほかの人間は、道を塞いだ酪農たちと喧嘩しそうになります。
「誰が牛乳を提供するのか? 私たちだ!」
「黒い路面に「白」をかけるのは構わないけど、せめて人を通せよ」
「たまに多数派が少数人に従わなければ、人間らは足踏みしてしまう。それは必要なことだ。」
「すすめよ、クォーターバック、吠える犬は噛まぬ」
少女がそれから大通りを渡る時に聞こえてくる対話を考えたら、どうやら牛乳会社が酪農への売掛金を滞納しているようです。
「もっといい抗議方法があるはずだわ。」
「これは…衝撃的な光景だ」
駆け付けてきたがミローさん話しました。駆け付けたよりも、がちがちな魔法の絨毯で空から放物線に沿って落下したというです。
「衝撃的だったのはミローさんのほうだわ」
「あぁ…これ?魔法の絨毯を改造してみたらこうなった。何を言いたいかわかるから言っておくけど、ほうきと魔女は絶対に相性が悪いんだから」
「魔女っていうならクモの糸を放てて飛ぶじゃなかったかしら?」
「全然違う!まぁいいっか、ユージェ…魔王のお嬢さんもル・ロティを食べたくなったのだろう?よし!あいつらに罰金を科そう」
遠くから憲兵の行動機械がノロノロと走ってきました。
「ミノさん、入れ替わりのポーション、飲んでください!」
ミノさんが行動機械から出て、ミローさんのいる方向に歩き出しましたが、ミローさんも逃げ出しました。
「あ、このままじゃピザが冷めそうだわ」
「遅いだね。あの路線で伝えたら、いくら方向音痴で十数分前もつくはずだった」
届く先は、スミレ通りの薬局でした。
すると、少女がピサを、薬剤師の男の人の顔に投げました。




