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負の資産魔王城は財産放棄か?民事再生か?  作者: ださいやさい
プロローグ
17/322

第13章 (5月2日)

壁にカレンダーが掛けられていて、5月2日のページが表しています。

「えっ、ここは?私、着替えている…」

扉が開かれました。

「おはよう姫様、私のベッド、どうだったかしら」

「シンメイさんのレストランに来てからのことは覚えていない…」

「あら、これは医者にいくべきかしら、昨日シアナがお泊まりを誘ってあげていて、シアナと深夜まで枕投げをしていたじゃない」

「そういえばシアナさんは?」

「銀行へお使いに行かせた。昨日、切符が切られたじゃない」

「ごめんなさいシンメイさん、お金は後で弁済するわ」

「だからいいって」


「あ、今は何時だったの?」

「△時すぎたくらいかしら」

「あかん!私、バイトあるの」

「あらら、姫様は姫様らしくないわ、今日は出前をやめよう、私の自転車、使っていいよ」

「シンメイさんありがどう」


少女が全力で自転車で走って、「デリ(Déli)シー(C)ピザ(pizzas) ルプレイヌ=ド=メ魔王城店」という看板のある店の前に止めました。


「おはようございます、シアボーネ(Schiavone)さん」

「おはよう、ユージェちゃん。ユージェちゃんって遅くない?キャロル(Carole)ちゃんはもう何回も出入りして来て、大変だったよ」

「ごめんなさい、ダブル分を頑張るわ、それよりシアボーネさん、見て見て、私、自機免許を取れたの」

「本当?ならより早くお客さんに届けそうだよね。手間を省いた分、給料に増してあげるぞ…どれどれ?あ、これ、講習を受けた印鑑をもらわないとと効力がないぞ。すぐに役に立たないのね、今度の休み、講習を受けてきたらどうだい?講習料はお給料の前借りで」

「講習もいるのか…やっぱり今回はやめます。私、友達の自転車で配達してくるわ」

「いってらっしゃい(…あの自転車って…ああ、シノワの娘と仲良くなったのか)」


少女がお店を出て数十メートルの後、再びお店に戻りました。

「あ、シアボーネさんごめんなさい」

「だろうね、お客様の住所もメモせずに行っちゃったから」


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