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第½章
「知力ゲームで見知らぬ相手と戦っているような気持ちで生きたいとしたら、結局は負けてしまうことが多いぞ。」
「にしても、シアナはユージェ姫の素晴らしい着陸に喝采しないのかしら?」
「あんな男をそんな方法で救ったら、きっと翼っちがいつか悔しがるのよ」
「ユージェ姫はそんな人じゃないわ」
「賭けてみる?」
「いいわ。5リンジーくらいなら賭ける」
「5リンジーとメイっちの手料理3食!」
「いいわ。あ、マッコグラン先生、保護されたね。めでたしめでたし。次の授業の教室に行こう」
「もう完全に遅刻しているじゃないか…図書室でも行く?予習した分、教えてあげてもいいぞ、バカメイっち」
「まだそんな根に持っているのかしら?」




