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負の資産魔王城は財産放棄か?民事再生か?  作者: ださいやさい
第10話 後
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第11章

オノレ大通りの横断歩道に、テンダム自転車が止まりました。

「オノレ大通りを通る時には、きちんと表示板に従うのよ」

「『止まれ』くらいは分かっているって」

「朝通った時には、シアナが信号無視したわ」

「シアナへの愛は止められない。行くんだ!」

「待ってまってまって。警告!止まれ!いい子はそんなことしないわ」

「余計なお世話だ。僕の母じゃないんだ。」

「いいから止まれよ」

少女が全力を尽くして、ハンドルを握った翼を振ります。回り始まった後ろの車輪がどんどん宙に浮いていきます。ペーパーカッターのレバーのような角度になった時、テンダム自転車がまた傾いできて、二人を地面に転がせます。


少女が呼吸も速くなって、振り頻度もあげて、ようやくテンダム自転車180度回転して、横断歩道の逆方向に着陸しました。

「何をしているんだ?」

猛スピードで貨物輸送の行動機械が通りすぎました。

「…ありがとう」

「『行け』になったから、行こう」

ボーマノワールさんがテンダム自転車の方向を変えようとしている時、憲兵の行動機械が警笛を鳴らしながら猛スピードで通りすぎました。

「こちらこそノロノロでありがとう。『行け』になって、左右をきちんと見てから、行こう」

「ありがとうを言ってくれてありがとう」

「さあ、早く行こう」

「左…異常なし」

「こんな時にはノロノロでなくてもいいわ」

「右…異常なし」

「出発…また『止まれ』になった」

「降りるわ」


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