表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
負の資産魔王城は財産放棄か?民事再生か?  作者: ださいやさい
幕間6
146/322

幕間6

「何をしている?」

「夜逃げの準備だわ。正々堂々と長野崎に行けるでも思った?」

「フェリーに乗ってモト島に行って、またフェリーでココノ州にいけばいいの話だ」

「…いいか?50ヘルツと60ヘルツのエリアに行き来するには、通行手形が必要だわ」

「通行手形を取ればいい」

「あなたは何もわかってない。60ヘルツエリアに訪問学者?ハードルが高すぎるよ」

「あと一緒に考えてよう。」

女の子のそっくりさんが妙な踊りをし始めました。

「ダックダックで見た踊りだ。男子に心を鷲掴みにして、惹きつけてしまうらしいぞ」

「男子がキノコで心を鷲掴まれるならまだしも。それにダックダック?スカルも置いて、ロウソクでも燃やしたらもっといいかしら?バカにしないで頂戴?雑誌で紹介した黒魔術なんかじゃないわよ」

「スマホを持っていないのか?…何でもない」

女の子のそっくりさんが玄関にある黒電話を見て、気落ちてしまいました。


部屋隅っこの目覚まし時計が鳴りました。

「あ、そうだ。1.5倍特売の時間だわ。レプリカ、一緒にくる?」

「1.5倍特売とはなんだ?」

「2枚配給券を3枚に使えるってのこと」

「行動機械でも持ってるのか?」

「行動機械、うん。この世界では中学校を卒業したら必ずもらえるんだ。でも冬の燃料配給券が家に優先的にしているから、あまり使わないけど」

「羨ましい。モペットでさえ乗られなかったから」

「燃料配給券が…今夜は裸で抱き合って体力温存だわ」

「それは羨ましくない」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
正文をご覧いただきありがとうございます。お気に入ったらブックマーク、評価、感想よろしくお願いします。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ