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第3½章
「口頭注意を受けたね」
「誰のせいと思った?」
「罰則を受けていないじゃない?ハッピーエンドなのだ」
「でもね、私に残されたものは何なのか!ふむ…不運なのはいつも私たちのほうだ。」
「シンメイさんの手作りポトフ、とても美味しかったわ」
「えへへ…こんな時にユージェ姫パワーが欲しいな」
「えぇ?!シンメイさんが吸血鬼ではないきがするが…いいよ」
「吸血鬼のわけないじゃない」
「ねぇ、奇妙っちもオペラ鑑賞に来ない?ここはスペシャル席だぞ」
「こちら、忙しい…」
「次はどうする?シアナ・グネルが続けて解説して参りますー」
「キッチンに入って左三番目のタンスの上のパート・ド・フリュイをやるから、食品衛生検査官を使った席を片付けてくれない?」
「やった!善には善の報いがあり」
「それはないだろ」




