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負の資産魔王城は財産放棄か?民事再生か?  作者: ださいやさい
第7話 後
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第9章

「本当に上品な女性は、自分が持っているものを決して見せびらかさない。自分が何を読んだか、どこに行ったか、何着の洋服を持っているか、どんなアクセサリーを買ったかを人に言わない。」

「…忠告をいただくが、レグヴァンさんはガリポーさんへの恋ごころ、余すところなくみせたがっているわ」

「…!」

レグヴァンさんの顔が赤くなりました。

「…それはそれ、これはこれ、分かったら、さっさと忘れることね」

「奪い合うつもりはないよ、私にはシンメイ…ううん、何でもない…イケメンだからモテモテ、それはこの世界の法則だから」

「…やっぱり、中身はただの小娘わね」

「初見では小娘、だけど魔王の血が流れているわ。」

少女が立ち上がります。

「立ちはだかってる巨大な壁も、見方を変えたら大きな扉!たったひとつの魔王城を見守る、見た目は弱小、中身は魔王、その名はジャンヌ=ユージェニー!」

「『海峡語で』It's fun to tempt the D-M-C-A♪」

「あ…」

「まあ、待っていても始まらない。未来へ一歩踏み出して、とにかく、悔いが残らないように、できることを全部試してみて」

「言わなくて分かってるわ…」

「お助けキャラになってあげる。あなたにそれだけの力になるはず。」

「ありがとう、レグヴァンさん」

「例えば世界を血に染める断末魔から救い上げるとか…」

「そんなことはないの。どうせ年齢制限を引き上げないわ」

「または裏切り者をすべて消去するとか…」

「そんなのはなし!ノン!」

「正義のための戦いに手伝うとか…」

「正義なんて抽象的な言葉に興味ないし…」

「あら、抽象的な言葉というなら使命もそうじゃない?」

「…レグヴァンさんに励まされたら、余計ストレスが溜まりそう…」


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