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遭逢

「あれ、なんだと思う?」

「きっと若者が辻斬りにでもあったのでしょう」

「でも、辻斬りだったら外傷が目立つはずなんだけど…」

「…脈だけでも確認しますか」


「ここどこだかわかりますか?私のこと見えますか?」

琴のような美しくも繊細な声が呼びかける。ここはどこなんだろうか、


「おっかしいわねー脈あるのに」

今度はいかにも生意気そうなガキの声が聞こえる。

「ほーら起きろーこの酔っ払いが」

ガキが体を揺さぶる。酒なんて飲んでねーし。

「ほーら起きろって言ってんのよ」

なんだよしつこいなぁこのガキは。冬の朝のようだ起きないといけないのに寒いし布団から出たくないような感じわかるだろ?

「早く起きろっ」ガキは俺に馬乗りになってビンタした。


「なんだよさっきからお前痛てぇーじゃねぇーか」

俺もさすがに頭に来て飛び起きてしまった。


!?


「なんだここ」

目の前の広がる光景は薄暗い閑散とした世界だった。そこにセーラー襟のついた着物を着た少女ら2人。鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしていると。

「あなたなにもの?」

瑠璃色瞳を持つ、深い青色の美しい長い髪の声の美しい女性がでかい目を丸くさせていった。

「確かにその服装この時代の服装ではないわね」

とても背が小さいツインテールのつり目のガキが生意気にいった。

「時代?なんだここは黄泉ではないのか俺は死んだんじゃないのか?」

いろいろな情報が錯誤して俺の頭がパンク寸前だった。

「あなたの混乱状態から見て要するにあなたはこの時代の人間ではないということ?」

っていうことはここは過去なのか?でも俺はさっき刺されて…でも傷がない。

「じゃあ聞いていいか?ここは西暦何年なんだ?」


「西暦2322年」


この情報が本当ならばおれは300年後にタイムスリップしたのである。俺は西暦2022年を生きていたのだからな。


「そのワイシャツ、スラックスあんた時空旅者?」

はっ?意味がわからないまず時空旅行者ってなんだよ時空って旅行できるのかよ。


「あなたの存在が幕府に見つかったら危険、私といっしょにいるべき」 



美しい声の持ち主は紘川依織という女性だった。隣にいた気が強いガキは成瀬暁衣というらしいほんとにムカつく野郎だ。過去から来たの人間が1人でうろつくと危険だということで依織の家に居候させてもらうことにした。

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