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1 婚約破棄は突然に

衰退しきった王家の王子が、どう考えても婚約破棄しちゃいけない美しい姫君相手に婚約破棄を宣言、しかもその態度がみっともない、そのうえ、もちだそうとしている理由も、なんだか根拠がないっぽい。周囲は当然ざまあが始まるかと期待してたのに、美しい姫君は静かにそれを受け入れる……という状況で始まる婚約破棄事案の話です。楽しんでいただけたら幸いです。


全8話です。最後まで予約投稿は済んでいるのでエタる心配なくご鑑賞ください。


よろしくお願いします。、

 この典型的な婚約破棄事件が起きたのは、アルビジョワ王国暦524年、ロタール王在位40年を祝う式典の最中でした。



 赤毛の王太子が、うつくしい婚約者に近づいていった時、誰もが彼らは踊るのだと思ったのです。


 宴の最後には、二人の結婚の日取りが示されることも皆知っておりました。 


 王家の人間が踊るのですから、音楽も切り替えられます。


 軽やかな音楽から、王家のための華麗な曲への切り替えで途切れた瞬間。


 赤毛の皇太子はうらがえった声で宣言してしまったのです。



「トールーズ公の娘オーレリアよ。アルビジョワの皇太子であるマチアスはここに告げる。

 オーレリアとの婚約を破棄し、リヨン子爵の娘、エミリーと結婚することをっ!」



 容姿能力ともに凡庸未満といわれた赤毛の皇太子が指さしたのは、トールーズ公爵の娘、オーレリア。


 そのうつくしさから宝石姫と呼ばれるようになった令嬢の中の令嬢。


 家柄能力全てにおいて最高と目された王太子の婚約者でありました。


誤字脱字、稚拙な文章ではございますがお読み頂ければ幸いでございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] マチアスは 宝石姫だけでも助けようとしたと いう事でしょうか?全てが憶測となるのでしょうね・・・
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