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002. 昼下がりの天然さん


 冬の初め、うすぐもりの日。


 その日はあいにく、洗濯物がカラッと乾かない日だった。

 夕方、洗濯物が冷たくなる前に部屋干しに切り替えるせりさん。


「うーん、すっきり乾いてないー」

「まあ仕方ないよね」


 せりさんが階段を上がりながら何やら言っていたのだけれど、きちんと聞き取れなかった私は部屋に戻りながらせりさんに確認してみる。


「さっき何か言ってた? よく聞こえなくて」

「明日の洗濯物片付けてなかったっけ? って言ったかな」

「……明日の洗濯物はまだかな。洗濯もしてないかな」

「あ、違う! 昨日! 昨日の洗濯物って言いたかったの!」

「うん、まあそうだろうなって思ったけど」


 言い間違えが多いのは安定のせりさんなのである。



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