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カードゲーム世界で始める下克上  作者: 風祭 風利
第一の章 今の世界を知る
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 ダイスロールを行い、俺が「5」、ミカラ様が「4」となり俺の先行で始まる。


「俺のオープニング、そしてドロー! プラポレーションタイム! 俺はコストを8つ支払うことで「エイリアン・イン・ザ・マン」を召喚! 更にコストを6支払うことで、「静電気発生装置」を召喚させる。 クールタイムな入り、俺はエンディングを迎える!」


「私のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。 私はコストを3つ支払い、「土色のゲコー」を召喚。」


『モンスター:土色のゲコー レアリティ 水色 コスト3

 種族 水族

 このカードは領域カードの効果を受けない。

 ATK 2 HP 4』


 出てきたのは土色のカエル。 しかも効果はあまりいいものではない。 相手に擦り付けるためのモンスターか?


「更に私はコストを9つ支払い、更にフィールドの土色のゲコーを捨て場に送ることで「帝霊(エンペラズマ) マリオン」を召喚。」

『モンスター:帝霊(エンペラズマ) マリオン レアリティ 水色 コスト9

 種族 幽物質

 このカードはコストとは別に、自分フィールドのモンスターを捨て場に送らなければ召喚できない。

「召喚時」相手の手札をランダムに山札の一番上に戻す。

 ATK 15 HP 12』


 カエルを媒体に、実態の持たない青い鎧姿のモンスターが現れた。 しかもかなりモンスターのステータスも高い。


「マリオンの効果により、貴方のそのカードを山札の一番上に返すわ。」


 そう宣言すると、俺の手札の俺から見て左から2番目のカードが弾かれる。 そして手元に戻ってきた後に、山札にそのカードを置いた。 これで次のターンでドローしても先程のカードが戻ってくるだけになる。 新しいカードを引けるわけではないので、厄介な効果である。


「コンバットタイム。 帝霊(エンペラズマ)マリオンでエイリアン・イン・ザ・マンを攻撃。」


 マリオンは実体を持たないが、質量はあるようで、そのままエイリアンに攻撃を繰り出してくる。 


「静電気発生装置の効果により、攻撃してきたモンスターの攻撃力を5下げる!」

「残念ですがマリオンの種族は幽物質。 実体ではないのでその装置の効果の対象にはならないわ。」

「くっ!」


 種族までの事は確かに載っていたが、幽物質の種族は今回が初めてなので、「知らなかった」としか言いようがない。 そしてそれにより、マリオンの攻撃力が下がることはない。 それに対してのこれ以上対策はなく、エイリアンは破壊されてしまう。


「エイリアン・イン・ザ・マンの効果! このカードが戦闘、及び効果で破壊された場合、「中にいた男」として、再度召喚する。」

「ですが、戦闘ダメージは発生します。」


 そう言って俺のライフコアが「98」から「86」に減少した。 初手から結構手痛いダメージを受けてしまった。


「クールタイムに入り、私はエンディングを迎えます。」

「俺のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。」


 帝霊(エンペラズマ)・・・自分フィールドのモンスターを捨て場に送って召喚するモンスター。 コストは低いが、おそらくはモンスターを捨て場に送る事が絡んでくるからのコスト減少だろう。 しかしモンスターを使うことの効力は当然大きい。 デメリット分の効果がちゃんと発動するからである。 そしてああいったタイプは、1体である可能性は0に近い。 前世でもテーマデッキの場合は、同じような効果を持つモンスターは複数体は絶対にいた。 長引かせると手が付けられなくなるかもしれない。 早めに決着に持ち越さないとな。


 とはいえ、引いたのはさっき戻したカードだから、相手と1ターンズレが生じる。 仕方ない、戦術を臨機応変に変えていくしかないか。


「俺はコストを6支払い「マジシャンドール」を召喚。 そして自身の効果でもう1体同じモンスターを召喚する。」


 そして出されたマジシャンドール達。 数はとりあえず有利だが、状況はあまり良いとは言えない。 とりあえずは数で圧しきっているだけに過ぎないからだ。


「コンバットタイム。 俺は1体目のマジシャンドールでマリオンを攻撃。 幽物質だからって攻撃が通らない訳じゃないでしょ?」


 その推測は当たっており、マリオンに物理的なダメージが入る。 だが攻撃力が足りず、マリオンは残ったままだ。


「続けて中にいた男で攻撃! ダメージは落ちるがマリオンは破壊だ!」


 中にいた男の攻撃によりマリオンが消えていき、ライフコアも「98」となった。


「更にもう1体のマジシャンドールでライフコアに直接攻撃だ!」


 その攻撃に対して、何かをしてくるわけでもなく、ミカラ様のライフコアが「88」となった。


「なるほど、考えてらっしゃるのですね。」

「うん?」

「この場面、もう1体のマジシャンドールの方が攻撃力は高いので、通常で考えればもう1体でマリオンを攻撃するところですが、マリオンはそちらの攻撃によりHPが減っており、ルール上2体目以降で同モンスターを破壊した場合、そのダメージは半減される。 よって中にいた男の直接攻撃を合わせても、今のダメージ量にはならなかった。」

「一応あんたのインタラプトカードの警戒を視野に入れた攻撃でもあったんだけどな。 なにもなかったなら好都合だ。」

「・・・確実な安全策を取ってのこの攻撃ですか。 私の目に狂いは無かったようですね。」

「お褒めにお預かり、どうも。 クールタイムに入り俺は・・・」


「私はコストを5つ支払ってインタラプトカード「戦闘の欠片」を発動します。」


『魔法カード(インタラプト):戦闘の欠片 レアリティ 紫 コスト5

 相手ターンのエンディング前、ライフコアが5つ減少している度に、「欠片の塊 ATK 1 HP 3」を召喚させる。 ただしこのカードを使用した時のコストは計算に入れない。』


「私のライフコアは11減りました。 よって2体分の「欠片の塊」を場に召喚します。」


 次の召喚も抜かり無く・・・か。 この人、相当強いな。 デッキコンセプトまでも完璧だ。 これは気を抜いたら一気に差を付けられる。 油断をするわけには行かないな。


「俺はエンディングを迎えます。」

「私のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。 私はコストを10支払い、更に欠片の塊を1つ使って「帝霊(エンペラズマ) バーニィ」を召喚します。」


『モンスター:帝霊(エンペラズマ)バーニィ レアリティ 桃 コスト10

 種族 幽物質

 このカードはコストとは別に、自分フィールドのモンスターを捨て場に送らなければ召喚できない。

「召喚時」相手のライフコアに7のダメージを与える。

 ATK 18 HP 9』


 今度は炎の帝霊、更に俺のライフコアを削る効果か。 炎のようなものが飛んできて、ライフコアに直撃。 ライフコア「79」。 序盤にしては本当に痛い。


「更にコストを7つ支払い、更に欠片の塊をもう1つ使い、「帝霊(エンペラズマ) フーディン」を召喚します。」


『モンスター:帝霊(エンペラズマ)フーディン レアリティ 紫 コスト7

 種族 幽物質

 このカードはコストとは別に、自分フィールドのモンスターを捨て場に送らなければ召喚できない。

 このカードがこの方法で召喚に成功した時、1度だけ相手の魔法カードの使用を無効化する。 ただし、効果の重複は出来ず、インタラプトカードは無効化出来ない。 また魔法カードの使用をするために払ったコアは元に戻る。

 ATK 10 HP 20』


 3体目の帝霊。 今度はエメラルドの鎧を来た帝霊だった。 マリオンを維持でも倒していなければ、手に負えなかったかもしれないと考えれば、あの判断は間違っていなかった事になる。


「コンバットタイム。 帝霊(エンペラズマ)バーニィで1体目のマジシャンドールを攻撃。」


 炎を繰り出したバーニィはそのままマジシャンドールを焼き尽くす。 これでライフコアが「70」になる。


「更に帝霊(エンペラズマ)フーディンでもう一体のマジシャンドールを攻撃。」


 フーディンの方は風を起こしていた。 そしてマジシャンドールを砕いていき、ライフコアにもダメージが入る。 最終的に「69」となった。


「マジシャンドールの効果。 マジシャンドールが破壊された時、捨て場に2.体いるならば、カードを1枚ドローする。」


 前回のターンで本来引くはずだったカードが手元に来る。 準備はズレたが、何とか持ち直しは出来るはずだ。 それよりも、だ。


「なぁ。 わざわざマジシャンドールを2体とも破壊しなくても良かったんじゃないか? こう言っちゃなんだが、俺にチャンスを与えたことになるぜ?」

「貴方に1つの可能性をかけるのです。 これくらいの投資なら喜んで与えましょう。」

「投資・・・ねぇ。 まああんたから思って貰えるのは悪い気分では無いがな。 この投資を有効に使わせて貰うさ。」

「もっと私に全力を見せてみなさい! クールタイムに入り、私はエンディングを迎えます。」

「そんなに見たきゃ見せてやるぜ! 俺のオープニング、そしてドロー! プラポレーションタイム!」

現状

ミカラ・マーキュリア ライフコア 81

帝霊 バーニィ

帝霊 フーディン


セイジ ライフコア 69

中にいた男

静電気発生装置

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