帝
ダイスロールを行い、俺が「5」、ミカラ様が「4」となり俺の先行で始まる。
「俺のオープニング、そしてドロー! プラポレーションタイム! 俺はコストを8つ支払うことで「エイリアン・イン・ザ・マン」を召喚! 更にコストを6支払うことで、「静電気発生装置」を召喚させる。 クールタイムな入り、俺はエンディングを迎える!」
「私のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。 私はコストを3つ支払い、「土色のゲコー」を召喚。」
『モンスター:土色のゲコー レアリティ 水色 コスト3
種族 水族
このカードは領域カードの効果を受けない。
ATK 2 HP 4』
出てきたのは土色のカエル。 しかも効果はあまりいいものではない。 相手に擦り付けるためのモンスターか?
「更に私はコストを9つ支払い、更にフィールドの土色のゲコーを捨て場に送ることで「帝霊 マリオン」を召喚。」
『モンスター:帝霊 マリオン レアリティ 水色 コスト9
種族 幽物質
このカードはコストとは別に、自分フィールドのモンスターを捨て場に送らなければ召喚できない。
「召喚時」相手の手札をランダムに山札の一番上に戻す。
ATK 15 HP 12』
カエルを媒体に、実態の持たない青い鎧姿のモンスターが現れた。 しかもかなりモンスターのステータスも高い。
「マリオンの効果により、貴方のそのカードを山札の一番上に返すわ。」
そう宣言すると、俺の手札の俺から見て左から2番目のカードが弾かれる。 そして手元に戻ってきた後に、山札にそのカードを置いた。 これで次のターンでドローしても先程のカードが戻ってくるだけになる。 新しいカードを引けるわけではないので、厄介な効果である。
「コンバットタイム。 帝霊マリオンでエイリアン・イン・ザ・マンを攻撃。」
マリオンは実体を持たないが、質量はあるようで、そのままエイリアンに攻撃を繰り出してくる。
「静電気発生装置の効果により、攻撃してきたモンスターの攻撃力を5下げる!」
「残念ですがマリオンの種族は幽物質。 実体ではないのでその装置の効果の対象にはならないわ。」
「くっ!」
種族までの事は確かに載っていたが、幽物質の種族は今回が初めてなので、「知らなかった」としか言いようがない。 そしてそれにより、マリオンの攻撃力が下がることはない。 それに対してのこれ以上対策はなく、エイリアンは破壊されてしまう。
「エイリアン・イン・ザ・マンの効果! このカードが戦闘、及び効果で破壊された場合、「中にいた男」として、再度召喚する。」
「ですが、戦闘ダメージは発生します。」
そう言って俺のライフコアが「98」から「86」に減少した。 初手から結構手痛いダメージを受けてしまった。
「クールタイムに入り、私はエンディングを迎えます。」
「俺のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。」
帝霊・・・自分フィールドのモンスターを捨て場に送って召喚するモンスター。 コストは低いが、おそらくはモンスターを捨て場に送る事が絡んでくるからのコスト減少だろう。 しかしモンスターを使うことの効力は当然大きい。 デメリット分の効果がちゃんと発動するからである。 そしてああいったタイプは、1体である可能性は0に近い。 前世でもテーマデッキの場合は、同じような効果を持つモンスターは複数体は絶対にいた。 長引かせると手が付けられなくなるかもしれない。 早めに決着に持ち越さないとな。
とはいえ、引いたのはさっき戻したカードだから、相手と1ターンズレが生じる。 仕方ない、戦術を臨機応変に変えていくしかないか。
「俺はコストを6支払い「マジシャンドール」を召喚。 そして自身の効果でもう1体同じモンスターを召喚する。」
そして出されたマジシャンドール達。 数はとりあえず有利だが、状況はあまり良いとは言えない。 とりあえずは数で圧しきっているだけに過ぎないからだ。
「コンバットタイム。 俺は1体目のマジシャンドールでマリオンを攻撃。 幽物質だからって攻撃が通らない訳じゃないでしょ?」
その推測は当たっており、マリオンに物理的なダメージが入る。 だが攻撃力が足りず、マリオンは残ったままだ。
「続けて中にいた男で攻撃! ダメージは落ちるがマリオンは破壊だ!」
中にいた男の攻撃によりマリオンが消えていき、ライフコアも「98」となった。
「更にもう1体のマジシャンドールでライフコアに直接攻撃だ!」
その攻撃に対して、何かをしてくるわけでもなく、ミカラ様のライフコアが「88」となった。
「なるほど、考えてらっしゃるのですね。」
「うん?」
「この場面、もう1体のマジシャンドールの方が攻撃力は高いので、通常で考えればもう1体でマリオンを攻撃するところですが、マリオンはそちらの攻撃によりHPが減っており、ルール上2体目以降で同モンスターを破壊した場合、そのダメージは半減される。 よって中にいた男の直接攻撃を合わせても、今のダメージ量にはならなかった。」
「一応あんたのインタラプトカードの警戒を視野に入れた攻撃でもあったんだけどな。 なにもなかったなら好都合だ。」
「・・・確実な安全策を取ってのこの攻撃ですか。 私の目に狂いは無かったようですね。」
「お褒めにお預かり、どうも。 クールタイムに入り俺は・・・」
「私はコストを5つ支払ってインタラプトカード「戦闘の欠片」を発動します。」
『魔法カード(インタラプト):戦闘の欠片 レアリティ 紫 コスト5
相手ターンのエンディング前、ライフコアが5つ減少している度に、「欠片の塊 ATK 1 HP 3」を召喚させる。 ただしこのカードを使用した時のコストは計算に入れない。』
「私のライフコアは11減りました。 よって2体分の「欠片の塊」を場に召喚します。」
次の召喚も抜かり無く・・・か。 この人、相当強いな。 デッキコンセプトまでも完璧だ。 これは気を抜いたら一気に差を付けられる。 油断をするわけには行かないな。
「俺はエンディングを迎えます。」
「私のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。 私はコストを10支払い、更に欠片の塊を1つ使って「帝霊 バーニィ」を召喚します。」
『モンスター:帝霊バーニィ レアリティ 桃 コスト10
種族 幽物質
このカードはコストとは別に、自分フィールドのモンスターを捨て場に送らなければ召喚できない。
「召喚時」相手のライフコアに7のダメージを与える。
ATK 18 HP 9』
今度は炎の帝霊、更に俺のライフコアを削る効果か。 炎のようなものが飛んできて、ライフコアに直撃。 ライフコア「79」。 序盤にしては本当に痛い。
「更にコストを7つ支払い、更に欠片の塊をもう1つ使い、「帝霊 フーディン」を召喚します。」
『モンスター:帝霊フーディン レアリティ 紫 コスト7
種族 幽物質
このカードはコストとは別に、自分フィールドのモンスターを捨て場に送らなければ召喚できない。
このカードがこの方法で召喚に成功した時、1度だけ相手の魔法カードの使用を無効化する。 ただし、効果の重複は出来ず、インタラプトカードは無効化出来ない。 また魔法カードの使用をするために払ったコアは元に戻る。
ATK 10 HP 20』
3体目の帝霊。 今度はエメラルドの鎧を来た帝霊だった。 マリオンを維持でも倒していなければ、手に負えなかったかもしれないと考えれば、あの判断は間違っていなかった事になる。
「コンバットタイム。 帝霊バーニィで1体目のマジシャンドールを攻撃。」
炎を繰り出したバーニィはそのままマジシャンドールを焼き尽くす。 これでライフコアが「70」になる。
「更に帝霊フーディンでもう一体のマジシャンドールを攻撃。」
フーディンの方は風を起こしていた。 そしてマジシャンドールを砕いていき、ライフコアにもダメージが入る。 最終的に「69」となった。
「マジシャンドールの効果。 マジシャンドールが破壊された時、捨て場に2.体いるならば、カードを1枚ドローする。」
前回のターンで本来引くはずだったカードが手元に来る。 準備はズレたが、何とか持ち直しは出来るはずだ。 それよりも、だ。
「なぁ。 わざわざマジシャンドールを2体とも破壊しなくても良かったんじゃないか? こう言っちゃなんだが、俺にチャンスを与えたことになるぜ?」
「貴方に1つの可能性をかけるのです。 これくらいの投資なら喜んで与えましょう。」
「投資・・・ねぇ。 まああんたから思って貰えるのは悪い気分では無いがな。 この投資を有効に使わせて貰うさ。」
「もっと私に全力を見せてみなさい! クールタイムに入り、私はエンディングを迎えます。」
「そんなに見たきゃ見せてやるぜ! 俺のオープニング、そしてドロー! プラポレーションタイム!」
現状
ミカラ・マーキュリア ライフコア 81
帝霊 バーニィ
帝霊 フーディン
セイジ ライフコア 69
中にいた男
静電気発生装置




