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カードゲーム世界で始める下克上  作者: 風祭 風利
第二の章 世界を回る
119/262

引きに運命を委ねる戦い

『モンスター:ゴールドディーラー レアリティ 金 コスト20

 種族 アンチマン

 このカードは攻撃を行わない。

 互いに1枚ドローを行い、引いたカードのコストと種類を宣言する。

 コストを宣言した後、コストの少なかったプレイヤーは、多かったコストの差分の2倍のダメージを受ける。 ただしコストが15以上の時はダメージが発生せずに、そのコストのカードを引いたプレイヤーのライフコアを5回復させる。

 カードの種類を宣言した後に、種類によって以下の効果を適応する。

 モンスター:そのモンスターカードを捨て場に送り、その後捨て場のカードを手札に加える。

 魔法:その魔法カードを手札に加え、山札の上を1枚捨て場に送る。

 装備:そのカードを山札に戻し、山札をシャッフルする。

 領域:コストを支払うことで、領域を展開できる。

 この効果は自分のプラポレーションタイム時に3回まで行える。

 ATK 2 HP 60』


 現れたのは金の礼服を身に纏った男。 あちらこちらで光が反射している。 かなり眩しく、そのモンスターの型どり程度にしか見えなくなっていた。


「ふふふふふっ。 どうだ、この黄金に輝く姿! 他を寄せ付けない程の圧倒的神々しさ! これぞまさしく俺の望む未来だ!」


 どうやら心の投影がここまで発生しているようで御座る。 目を細目で開けるのが精一杯で御座る。


「でもそれだけだと俺のデッキがすぐに無くなっちまうからなぁ。 こいつもついでに召喚しておこうかな。 俺はコストを5つ支払うことで「手札回収屋(ハンドリカバリスト)」を召喚。」


『モンスター:手札回収屋(ハンドリカバリスト) レアリティ 水色 コスト5

 種族 衛兵

 このモンスターが存在する時、自分のエンディング時、自分の手札を全てデッキに戻し、その後山札からカードを1枚選び、山札をシャッフルする。

 ATK 4 HP 5』


 手札を増幅させた後に、デッキに戻してから1枚にする? やはりこの男、普通の戦い方をしていない。


「これだけ揃えば十分だろ。 じゃ、早速使うぜ。 お前も引きな。」


 そう言われたので従う事となった。 互いに上の札が引かれる。 そして引かれた札は


「拙者は代償11の魔法で御座る。」

「・・・ふん。 あまり減らねぇな。 俺はコス12のモンスターだ。」


 そうして拙者の心臓核が2つ減った。 そして効果により手札に加え、山札を落とす。


「さぁて次だ。 ドロー。」


 拙者も山札を引く。 次に来たのは・・・


「代償7の兵の札、モンスターで御座る。」

「お、ようやく真価を発揮したぜ。 俺はコスト12の装備カードだ。」


 今度は10つ減らされた、そしてその札を捨て場に送り、拙者は捨て札の1つだった札を手に入れた。


「まだまだ行くぜ! ドロー!」


 3回目、果たしてどうなるか・・・


「代償8のモンスターで御座る。」

「はん奇遇だな。 俺もコスト8のモンスターだ。」


 互いにダメージは無い、が拙者はその札を捨て、先程捨てた札を回収する。


「ふん。 最初だしそんなものだろう。 俺はクールタイムに入り、エンディングを迎える。 そして手札回収屋の効果で山札に戻した後に、カードを1枚選んでシャッフルだ。 さぁ、そっちの番だぞ。」

「拙者の開戦、そして山札から引く。 準備期間。」


 さて、あの金ぴかの手札配りの人間を何とかしなければならぬな。 拙者は手札を確認し・・・


 !?


 手札の・・・確認・・・? こ、これは・・・


 ―――――――――――――


「まずい! あの相手は零斗さんにとっては最悪のデッキだ!」

「な、なんスか!? なにがまずいんスか!?」


 俺の叫びにファルケンが呼応する。


「お互いにとはいえ、手札が増えることは・・・そうか。 言われてみれば確かに相性は最悪になるのか。」

「ベルジアも!? 一体なんなんスか!? なにが最悪なんスか!?」


 ファルケンは未だに状況が把握できていない。 状況整理もかねて説明をしておくか。


「いいかファルケン。 零斗さんのデッキの特色を思い出せ。 零斗さんのデッキはどんなものなのか。」

「え? ええっと確か、手札が0枚になってから効果が発動するのが多いッスよね。 でもそんなのは初手ではなかなか出来ないことじゃないッスか?」

「そうだ。 だからこそ一番最初に魔法カードの「疑似手札」を使用した。 これによって手札は0枚と「認識してもらえる」ようになっていたし、効果が切れる前に、手札を全て出すことで0枚にすることが出来た。 だが今の現状ではそれは出来ないんだ。 手札が0枚じゃないから。」


「それじゃあ、フィールドに出てるヒサメとタスクは・・・」

「手札を0枚にしない限り、効果が使えない。 しかもそれだけじゃない。 捨て場のカードも同様に、0枚での効果がほとんどだろうから、それも出来なくなる。」

「更に悪いことに、「ゴールドディーラー」の効果を使って、引いたカードがモンスターか魔法だった場合、必ず手札に残ることになる。 それに本来捨て場で発動した方が都合のいいカードを、わざわざ持ってくることにもなる。 しかもそれが3回、次の番のドローも含めれば、必ず装備カードか領域カードを引かない限り、確実に手札に残る。」

「そ、それって・・・!」

「分かったか? 純粋に手札を0枚にするのは、リスクがデカすぎるという事も含めて、使わないなら使わないで、手札が残る。 手札0枚によるコンボが使えなくなるということだ!」


 これが零斗さんにとっての、大きな壁なのだろうか。 相手のペースに飲まれる事無く、勝ってください、零斗さん。


 ―――――――――――――――――


 拙者としても苦難を強いられたと感じているで御座る。 まさか拙者の山札の弱点を突かれるとは。 おそらく相手は意図的にやってはおらぬ。 自分のやっていることに、拙者が割り込んでしまっただけの事。 しかしこうなってしまったからにはやり方は変えねばならぬ。 その事を伝えるべく、セイジ殿の方を向く。 セイジ殿は拙者の表情で察してくれたようで、真剣な眼差しになってくれたで御座る。


「拙者は代償を7つ支払い「夜行騎士 アサクラ」を召喚するで御座る。」


『モンスター:夜行騎士 アサクラ レアリティ 紫 コスト7

 種族 衛兵

 手札が0枚の時、自分フィールドのモンスターの攻撃力と体力を入れ換える。

 ATK 7 HP 14』


「ふん。 確かに他の奴らも攻撃力よりは体力の方が多い奴がそっちは多いからな。 だが手札が残ってたら意味ないよな。」

「そんな事は百も承知! 拙者は代償を6つ支払い、魔法「背負う覚悟」を発動。」


『魔法カード:背負う覚悟 レアリティ 紫 コスト 6

 手札を1枚捨て場に送ることで、自分フィールドのモンスター1体は、コンバットタイム時、相手のインタラプトカードの対象にならない。 ただしこのカードを使用したエンディング時、選択したモンスターは破壊される。』


「拙者は手札の魔法を捨て場に送り、新衛兵を対象に使うで御座る。」

「折角手札が増えたのにまた減らすのか? いいじゃねぇかよ。 少し位持ってたってバチは当たらないって。」

「使わねば、価値など薄れてしまうでござろう?」


 折角の山札に手札は不要。 ならばこれで使いきるのみで御座る。


「拙者は代償を10支払い「隠密部隊長 カゲイチ」を召喚するで御座る。」


『モンスター:隠密部隊長 カゲイチ レアリティ 桃 コスト 10

 種族 衛兵

 このモンスターは手札が0枚の時、相手のライフコアに直接攻撃できる。 その後、相手のライフコアのダメージを、自分の攻撃力に加える。

 ATK 2 HP 9』


 これにて手札は0枚! 更に場のアサクラの効果で、この戦闘時、すべてのモンスターの攻撃力と体力を入れ替える。 すべての通ればカードを引かずにすむで御座る。


「戦闘開始! 新衛兵! あの黄金人間に攻撃するで御座る!」

「させるか! 俺はコストを5つ支払い、インタラプトカード「ゴールドシャワー」発動!」


『魔法カード(インタラプト):ゴールドシャワー レアリティ 紫 コスト 5

 相手の攻撃宣言時、自分フィールドのモンスターの体力を半分にすることで、コンバットタイムを終了させる。』


「俺は傭兵団の給仕の体力を半分にして、ゴールドシャワーの効果を発動するぜ。」


 給仕の身体からコインのようなものがダバダバと現れ、それで拙者のモンスターの前に立ち塞がった。


「へへへ。 お前がゴールドディーラーを攻撃してくんのは分かってんのよ。 もう攻撃を行えねぇ。 エンディングを迎えな。」

「・・・給仕からも搾り取るその行為。 やはり彼女らを渡すわけにはいかん。 休憩時間に入り、拙者は終戦を迎える。」

今回は敢えて現状を載せません。

というかこれは載せてもほとんどライフコアにしか影響がないので、意味がないと思いました。

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