鉄壁攻略のキーカード
「私のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。」
向こうも安易に攻撃は仕掛けない筈だし、手札が多くても攻撃は「一度きりの開閉扉」の効果で1体しか攻撃できない。 しかもそれが破られれば俺のモンスターの総攻撃が待っている。 互いの有利不利は自分の手札の使い方にかかっている。
「私はコストを8つ支払い、装備カード「メッキペインティング」を発動。 ロックウォールに装備する。」
『装備カード:メッキペインティング レアリティ 紫 コスト 8
岩石族、機械族に装備可能。
装備したモンスターは相手の効果で破壊されない。』
岩肌だったロックウォールがテカりのある身体に変化した。 純粋に破壊を防ぐカードか。 よっぽどロックウォールを残したいのか。 それともあのカード以上のモンスターがほとんど存在しない? どちらにしても破壊無効効果が付与されているなら純粋に戦闘を仕掛けに行かなければならない。 しかし相手はステータスが半分になっているロックウォール。 倒すのなら問題はないだろうが、果たしてそう簡単にいくだろうか?
「コンバットタイム。 ロックウォール、サーカスボールを潰しなさい。」
扉が開かれ、サーカスボールを上から拳で潰す。 こちらも体力は半分になっているが、ダメージは少ない。 だが今の現状でこのライフコアはまずい。 セーフティラインを越えるのはまだ早い。
「エクステンドガーディアンの効果を使って庇わなかったですね。 モンスターを残すのなら、使っても良かったのでは?」
「あんたの魂胆は見えてるぜ? フィールドが埋まれば、その分モンスターを出すことが出来なくなる。 確かに攻撃を防ぐ手立てはいくらでもあるけど、代わり映えのしないフィールドは俺自身が好まないんだよね。 単純作業は嫌いじゃないけど。」
それに今のロックウォールの攻撃力で倒されるモンスターも少ないしな。
「簡単には突破できないと諦め・・・いや、なにか仕掛けてくるつもりですね? クールタイムに入り、私はエンディングを迎える。」
「俺のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。」
とはいえその前に俺のライフコアが尽きたらどっちみち終わりだ。 とりあえずは回復をするのを優先しないとな。
「俺はコストを10支払い、魔法カード「応急手当て」を発動。」
『魔法カード:応急手当て レアリティ 銅 コスト 10
自分の手札を1枚捨て場に送り、そのカードのコスト分、自分はライフコアを回復させる。』
「俺が捨て場に送るのは「死水霊」。 死水霊のコストは10。 よって俺は10のライフコアを回復させる。 そしてそのままコンバットタイム。 歴戦の戦士でロックウォールを攻撃!」
「そう何度も倒させないですよ! 私はコストを4つ支払い、インタラプトカード「反射光」を発動!」
『魔法カード(インタラプト):反射光 レアリティ 水色 コスト 4
相手モンスターの攻撃を無効化する。』
流石に堅いか。 しかしこのままだと互いにすり減らしていく一方だ。 俺が打開の一手を掴むのが先か、相手が守り抜くのが先か。 あのカードを突破すれば、なんていう考えは捨てないと恐らくは負ける。
「クールタイムに入り、俺はエンディングを迎える。」
「私のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。 私はコストを3つ支払い、魔法カード「岩石分身」を発動。」
『魔法カード:岩石分身 レアリティ 水色 コスト 3
自分フィールドのモンスターを岩石トークンとして、元々のステータスとして召喚する。 ただし、このトークンが戦闘した時、コンバットタイム時に破壊される。』
元々のステータスでトークンを出すのか。 1回限りとは言え、攻撃力が元に戻るのはかなり厄介だな。
「コンバットタイム。 トークンで歴戦の戦士を攻撃!」
まあ向こうも火力の高いやつを潰そうとするよな。 それは分かっていた。 分かっていたからこそ
「エクステンドガーディアンの効果! このカードがその攻撃を受ける!」
歴戦の戦士を庇うようにエクステンドガーディアンが前に出て、トークンの拳を受け止めた。 そしてトークンは破壊された。
「やはり止めに来ますよね。 クールタイムに入り、私はエンディングを迎える。」
「俺のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。」
エクステンドガーディアンがいるとはいえ、そう何回も出来る訳じゃない。 だが俺の手札には、相手の手札を確認して獲得できたカードがある。 出し惜しみしてももうしょうがないか。
「俺はスティールの効果で取ってきたカード、コストを16支払って「ヒーリングガーディアン」を召喚! モンスターの召喚効果により、ライフコアを8回復する。 さらにヒーリングガーディアンの効果により、エクステンドガーディアンに体力を移す!」
ヒーリングガーディアンが召喚され、俺にライフコアを与えた後に、エクステンドガーディアンにオーラのようなものを出して、自分の体力を渡していた。 これでヒーリングガーディアンの体力のギリギリまで使えるというわけだ。
「コンバットタイム! 今度こそロックウォールを倒せ! 歴戦の戦士!」
一度きりの開閉扉が開かれ、そして相手を見据えて、歴戦の戦士はロックウォールを一刀両断。 介入が無いのでロックウォールはこれで本当に倒すことが出来たのだろう。
「次にあんたがモンスターを出さなかったら俺達のモンスターの攻撃をライフコアに直接叩くことになるぜ。 クールタイムに入り、俺はエンディングを迎える。」
結果的にはロックウォールは倒せたが、「一度きりの開閉扉」の前ではあまりいい結果とも言えない。 この領域カードが展開されている限り、2体以上での攻撃が出来ないし、相手が俺のモンスターの攻撃力を上回る程の体力を持つモンスターを出されたらまた準備をされてしまう。 なんとしても領域カードを破壊しなければならない理由が出来上がった。
「私のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。」
さて、ここで新たなモンスターを出してくるか。 それともロックウォールを出すか。 なんにせよ何かしらの行動はしてくる筈。
「私はコストを9つ支払い、魔法カード「地盤陥没」を発動!」
『魔法カード:地盤陥没 レアリティ 桃 コスト 9
自分の領域カードを捨て場に送ることで、相手フィールドのモンスター3体を選択し、破壊する。 このカードを使用したプレイヤーはコンバットタイムを行えない。』
「私は領域カード「一度きりの開閉扉」を捨て場に送り、スティール、歴戦の戦士、エクステンドガーディアンを破壊する!」
「なっ!? 自分の領域カードを犠牲にしてだと!?」
「あなたはこのようなカードで留められるような人ではなかった。 ならば新たなモンスターのため、このカードと共にあなたのモンスターは沈んでいただきます!」
そう言ってぐにゃぐにゃに地面が揺れて、足元を取られた3体が地面に飲み込まれていった。
「まさかこのカードを破壊する羽目になるとは・・・入れておいて損はなかったですが、なるべくなら使いたくは無かったですね。 私はコストを5つ支払い「マッドナイト」を召喚。」
『モンスター:マッドナイト レアリティ 水色 コスト 5
種族 岩石族
このカードを破壊したモンスターは、次のコンバットタイム時、攻撃が出来ない。
ATK 4 HP 6』
「クールタイムに入り、私はエンディングを迎える。」
泥の兵士がそこに立っているだけなのだが、本当にそれだけで終わりなのだろうか? だが一度きりの開閉扉が無くなった今、モンスターは減ったけれど攻めいるチャンスでもある。 まずはこの好機を逃しはしない。
「俺のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。 俺はコストを支払い、「エンジェルビー」を召喚。 エンジェルビーの召喚時効果により、俺はカードをドローする。 さらに俺はコストを支払い、「インファイトラミア」を召喚。」
これでこちらは3体。 まだモンスターは出せるが、ここで出すと俺のライフコアの危険に晒されるので、まだ出さないことにした。
「コンバットタイム! インファイトラミアでマッドナイトを攻撃!」
インファイトラミアはマッドナイトを丸のみする。 泥だからどうなんだろ。
「インファイトラミアの効果! 倒したモンスターの攻撃力の半分を自分の攻撃力に加える。」
「ですがマッドナイトの効果により、次のコンバットタイムは攻撃できないですよ。」
それくらいのデメリットなら受けてやるさ。 それに俺にはまだモンスターがいるのだからな。
「エンジェルビーでライフコアに攻撃! さらにヒーリングガーディアンでライフコアに攻撃!」
どちらかは攻撃を止めるかと思ったが特になにもしてこない。 インタラプトカードを使いすぎたのか? それならそれで好都合だかな。
「クールタイムに入り、俺はエンディングを迎える。」
次のドローに相手は掛かっている気がする。 俺はモンスターもライフコアも十分元に戻ったが、まだ欲しいカードは引けていない。 それでも油断は出来ないのがこのカードゲームでもある。
「私のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。 ・・・ふふふ。 このカードを使うことになるなんて・・・やはりあなたはただ者ではない。 ですがこのカードはそれほど強力な効果を持っている! 私はコストを20支払い、魔法カード「捨て石の再認識」を発動!」
『魔法カード:捨て石の再認識 レアリティ 金 コスト20
自分のデッキの中にある「岩石族」を全て捨て場に送り、その後捨て場にある「岩石族」モンスター1体をフィールドに召喚する。 この効果で召喚したモンスターの攻撃力は、捨て場に送った「岩石族」の枚数×5倍の数値を上乗せする。』
「私はデッキの中にある「岩石族」6体を捨て場に送り、ロックウォールを再度フィールドに戻す! そしてその捨て場に送った岩石族の数だけ攻撃力をあげるので攻撃力は「46」となる! そのままコンバットタイム! ロックウォールでエンジェルビーに攻撃!」
エンジェルビーの目の前に影が出来る。 それがロックウォールの拳だと認識する前に、エンジェルビーは倒されてしまった。 ダメージは食らうのは仕方の無いことだと割りきり、俺も次のために待つだけだ。
「クールタイムに入り、私はエンディングを迎える。 さあ、あなたのプラポレーションタイムですよ。 ここで起死回生出来なければ、私を倒すことは出来ませんよ。」
「分かっているさ。 俺のオープニング、そしてドロー! プラポレーションタイム!」
そして俺は引いたカードを見た。 そして・・・ついに俺にも来てくれた。 このカードなら行ける!
「なにか来たようですが、生半可なものでは倒せませんよ?」
「あぁ、だから俺もとっておきが来たんでな! それを今から見せてやるぜ!」
ここまで書いておいてなんなのですが、最近このカードゲームの試合展開、自分の脳内で計算している上にストック状態のものから引き出しているので、現状把握が完全に疎かになってしまっている始末です。
正直自分でもどんな状況なのか読み返してみても分からなくなる時があるので、今後はバトルがあっても、現状を書くのは一旦置いておきます。
「どうなってるのか分からねえよ」と言われるのは百も承知ですが、ご容赦下さい




