守護デッキ
「珍しいカードですね。 相手の手札を見るなんて。」
「あ、やっぱりそうなります? なーんか珍しがられるんですよね。 俺のデッキのカードは全般的にらしいんですが。」
「ふーん。 それを私に見せてくれるのなら、楽しみですね。 私のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。」
相手のカードの1枚がガーディアンカード。 しかしそれだけでは分からない。 どんなカードで来るのか。
「私はコストを5つ支払い、「ローキーパー」を召喚する。」
『モンスター:ローキーパー レアリティ 水色 コスト 5
種族 衛兵
「召喚時」自分フィールドに「ハイキーパー」がいない時、山札、捨て場から「ハイキーパー」を手札に加える。
ATK 5 HP 15』
「自身の効果により、私は山札の「ハイキーパー」を手札に加え、更にコストを7つ支払い「ハイキーパー」を召喚します。」
『モンスター:ハイキーパー レアリティ 紫 コスト 7
種族 衛兵
このモンスターは自分フィールドに「ローキーパー」がいる時、HPを元々の数値の2倍にする。 このカード以外のカードを破壊する効果を、このカードを捨て場に送ることで無効にする事が出来る。
ATK 8 HP 10』
ローにハイ。 そして互いに効果を発動できるカード。 初手コンボとしてはかなり優秀な部類に入るが、2体で攻撃を行っても、スティールを倒すまでには至らない。
「攻撃力は劣っていても攻撃は行える。 コンバットタイム! 2体のモンスターでスティールを攻撃!」
ハイキーパー、ローキーパー共にスティールへと攻撃を行うが、それをマントでヒラリと受け止めるスティール。 らしいやつ。
「クールタイムに入り、私はエンディングを迎える。」
「俺のオープニング、そしてドロー、プラポレーションタイム。」
相手は今のところ攻めてきても攻撃力が高くない。 だがジワジワくるのと、相手の体力が高いのを考えると、長丁場は危険だ。 ここはなんとしても攻撃を通さねば。
「俺はコストを7つを支払い、「サーカス団のピエロ」を召喚! 更にコストを5つ支払い、「ハッキングバグ」を召喚!」
この2体はまだデッキの中に眠ってるし、破壊されてもただでは死なないやつらだ。 畳み掛けることはまだ難しいが、ここは通すほか無い。
「コンバットタイム! 俺はスティールでハイキーパーに攻撃!」
ハイキーパーに攻撃を仕掛けるのは、体力が今は「10」だが、「ローキーパー」がフィールドにいることで、体力の2倍、「20」になっているので、減らしておかなければいけないのと、効果の方が厄介なのはハイキーパーなので、攻撃を仕掛けた・・・というのは自分の中での建前で本当のところは
「私はコストを4支払い、インタラプトカード「ハーフガード」を発動する。」
『魔法カード(インタラプト):ハーフガード レアリティ 水色 コスト4
このコンバットタイム時、相手モンスターの攻撃力は半分になる。 次の自分のコンバットタイム時、自分のモンスターの攻撃力は半分となる。』
やっぱりな。 無効化してくるかモンスターを破壊されないための措置を取ってくると思っていた。 そしてそれを処理させるのも目的だ。 とはいえ戦闘破壊出来なかったのは痛いし、なんだったら相手も攻撃力が下がってしまうので、これでは次のモンスターを出しにくくなった。 ハッキングバグくらいならくれてやっても良かったんだけど。
スティールの攻撃が通るもあまり効果がないように見えた。
「ピエロとハッキングバグもハイキーパーに攻撃を仕掛けるぜ。」
攻撃をしてもあまり減るわけではないが、HPを減らせれるなら攻撃をした方がまだいい。 そして攻撃が終了する。
「クールタイムに入り、俺はエンディングを迎える。」
「なぜ敢えて「ローキーパー」を狙わなかったのですか? ローキーパーの方が、体力は低いのですよ? それに「ローキーパー」を倒せば「ハイキーパー」の効果が失くなり、「ハイキーパー」を倒しやすくなったというのに。」
「そうしたらあんたのインタラプトカードの「ハーフガード」は使われなかった。 どっちを残した方が優位なのは、使い手のあんたが一番良く分かっているだろ?」
それに相手の体力が2倍になっていたところで、俺にはあまり関係のあることではない。 大切なのは、以下に相手に手数を無くすかと言うところだ。 その為なら例え倒せなくても、やるだけの価値はある。
「今まで出会った、そして戦った相手の誰よりも、不思議な方だ。 しかしその行為が命取りにもなることを、教えてあげましょう! 私のオープニング、そしてドロー! プラポレーションタイム! 私はコストを14支払い領域カード「一度きりの開閉扉」を展開!」
その領域が展開された時、俺と検査員の間に、1つの門のような建物が立体映像で現れた。
『領域カード:一度きりの開閉扉 レアリティ 銅 コスト 12
この領域が展開されている限り、互いにコンバットタイムで攻撃出来るモンスターは1体のみとなる。』
なるほど。 攻撃の幅を減らすことで、複数体の攻撃でモンスターが破壊されることは無くなるし、攻撃のために試行錯誤しなければいけない。 どうやら相手は徹底的な防御体制のデッキのようだ。
「コンバットタイム。 ハイキーパーでハッキングバグを攻撃します。」
開閉扉の扉が開かれて、ハイキーパーとハッキングバグが、互いに向かい合わせになる形で待機しており、そしてハイキーパーが攻撃を仕掛けた。 ハイキーパーの攻撃力はハッキングバグの体力よりも低い。 更に前に使った「ハーフガード」の効果も適応されているので、ハッキングバグはまだ耐えられる。 そして相手も1体のみの攻撃なので、これで相手も終了となる。
「クールタイムに入り、私はエンディングを迎える。」
「俺のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。 俺はコストを10支払い、「歴戦の戦士」を召喚! さらにコストを10支払い、装備カード「カーテン・ザ・マント」をスティールに装備させる。 コンバットタイム! 歴戦の戦士でハイキーパーを攻撃!」
門が開かれて、歴戦の戦士とハイキーパーが互いに構える。 そして歴戦の戦士の攻撃が入る
「私はコストを7つ支払い、インタラプトカード「守るための肉体」を発動! このカードの効果を「ハイキーパー」に適応する!」
『魔法カード(インタラプト):守るための肉体 レアリティ 紫 コスト7
フィールドのモンスター1体を選択する。 そのモンスターはこのコンバットタイム時、戦闘では破壊されない。
コンバットタイム終了時、選択したモンスターは体力が半分になる。』
相手は余程ハイキーパーを落とされるのが困るみたいだな。 「一度きりの開閉扉」の効果も合わせれば、確かにこのコンボはとてつもなく厄介になるだろう。 だけどそう言う場合のテンプレートって
「戦闘では破壊されないけれど、ダメージは受けて貰う!」
それでも前までのダメージも相まってハイキーパーはボロボロ。 コンバットタイム終了時にHPが半分になっても残るとはいえ、15のダメージは大きすぎたな。
「くっ・・・」
かなりのダメージにはなっているのだが、そうまでして残したい理由・・・ ここまでくると、「ハイキーパー」の効果だけのために残していないと考えない方がいいだろう。 しかし俺はこれ以上の事が出来ない。 相手の領域カードが無ければもっと色々と出来たのだがな。
「クールタイムに入り、俺はエンディングを迎える。」
「私のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。」
しかしここまで徹底的な攻撃制限をしてまで出したいものがあるのだろうか。 片方が消えたら駄目なカード・・・果たしてどんなものが出てくるのだろうか。
「・・・私自身、このカードをこんなに早いプラポレーションタイムで出すことになるとは思わなかったですよ。 それほどまでにあなたは、我々の強さを遥かに越えている。」
誉められてる・・・のか? でもそう言ってくるということは、ここからが本番とも言えるだろう。
「私はコストを15支払い、「ローキーパー」、「ハイキーパー」を捨て場に送ることで、「キーパー・ザ・ロックウォール」を召喚する!」
現状
検査員 ライフコア 85
ハイキーパー
ローキーパー
セイジ ライフコア 93
怪盗ハンドスティール
ハッキングバグ
サーカス団のピエロ




